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舞台 文豪とアルケミスト 綴リ人の輪唱について1 「ある演出」

日程を確認して、久しぶりに抽選にどきどきしながらチケットをとって、観劇準備をして、実際に劇場に足を運ぶ。
当たり前だったことがようやくできたこと。
まずそれ自体が嬉しい。
過去公演の言葉をお借りすれば「感謝感謝圧倒的感謝でございます」。

久しぶりにnoteを活用します。


そんなこんなで9月12日「舞台 文豪とアルケミスト 綴リ人ノ輪唱」を観劇いたしました。
最後に劇場に足を運んだのは3月24日の「ミュージカル刀剣乱舞 静かの海のパライソ」。
半年近く見れていなかったんですね。
ステラボールがとても懐かしく感じました。
そして、いままでと違う雰囲気に少し緊張しました。
まだぎりぎり上演がゆるされていたときにミュージカル刀剣乱舞をみていたのでああ……という感じもあったのですが……。
あのときともまた違った緊張感だと思いました。


※こちらの内容についてはまだ公演期間、なおかつ配信もあるので詳しくは触れないでおこうと思います。
それはまた無事終了しましたら。

今日から「文豪とアルケミスト」と「舞台 文豪とアルケミスト」(文劇)について少しずつ。
興味を持っていただけて、劇場に足を運ぶ、または配信を見るなどしていただけたらいちファンとして嬉しいです。

※※内容には触れませんがひとつ演出について触れておりますので気になる方は閲覧を控えていただけると幸いです。


「文豪とアルケミスト」は2016年11月にサービスを開始したブラウザゲーム。(アプリもあります)
再びこの世界に転生した太宰治などの文豪が「侵蝕者」と呼ばれる敵と戦うゲームです。
このあたりはかなりざくっとしているのでウィキペディアなどご参考に。
舞台は今回で3作目となります。
私はもともとゲームをしてはいましたがサボりがちで、舞台2作目を見、惚れこんだことで再びプレイをはじめた「出戻り」です。

では、文アルに「出戻り」をするほどに文劇に惚れ込んだのはなぜなのか?

ひとつに、「アナログ舞台表現の魅力」があります。
初めて文劇を見て感じたのは「極端に映像を使わないこと」。
舞台映像の発展はすごまじく、それを売りにしていた舞台もあるほど。
特に2.5次元舞台というカテゴリに分類されるものはそれを多用する傾向にあります。
表現が広がりますからね。

けれど、それがなかった。

華やかな2.5次元舞台ですが、普段見るような下北沢の小劇場でやるような「動きや力のよく見える舞台」だということを感じました。
熱量もそれにとても近い。
非常に親近感がわきました。
それに、時流からすればそれはとても新鮮に映りました。

そこについては折々語るとして、今回も舞台のつくり、動かし方についてどうなるのか気になっていました。
この状況下でなにができるのか……。

今回、最高にびっくりして、けれど最高にインパクトのある演出があり、拍手している場合じゃないけれど拍手したくなるほど見事で……
ほか作品ではそういうことを提示する際、知る限り映像で処理していましたね。

垂れ幕、毛筆、それが落ちる。

あそこまで大きくなくともおそらく学校なりでみたことがあるでしょう。
学芸会で、式典でみるような、白地に毛筆。
それがとても世界観とマッチし、また、迫力があり、美しい。
やっていることは単純で、しかしシーンと相まって非常に印象に残りました。

「垂れ幕」。これはしっかりアンケートに書こうと思います。


垂れ幕の話しかしていませんが今日はこれまで。
次は「位置」についてお話できたらと思います。

生きる力がほしいのです……