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バイクで日本を走る

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2005年夏のバイク一人旅から始まり、大学時代に後輩とバイクで駆け抜けた北海道ツーリングの話など。最近バイクで走った場所やバイクにまつわる話も含めて随時更新中。
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#エッセイ

自分のバイク遍歴で人生を振り返る

二十歳の頃からバイクに乗っている。原付を含めるなら、高校2年生の時からだ。今でも免許証に…

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祖母のルーツを辿った旅

20歳の夏、僕は地元東京の町田からバイクに乗って旅に出た。 学生時代の夏休み、最終目的地は…

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波長が合う音

静岡・伊豆半島の大部分は山に覆われている。 そのため内陸地を通るとなれば、峠道を走ること…

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15年振りの東京・奥多摩へ

ちょうど昼時、トンネルを抜けてすぐの食堂でバイクを止めた。 湖畔にある表の看板には「丹下…

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戸田漁港のトロボッチ

8年前の夏、僕はバイクに乗って気ままに旅していた。 伊豆の修善寺で一泊した翌日、県道18号…

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土方歳三の故郷、武州多摩にある風景

桜が見ごろを迎えていた今年3月末、東京・八王子に住む兄の家にバイクを借りに行った。久しぶ…

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人生の出発地点に着く

真夏の日差しが照りつける京都中心部を抜け、国道171号線で大阪府箕面(みのお)市に入ったのは夕方頃だった。 真っすぐ走れば祖父母の家に着くが、少し寄り道をした。 箕面市民病院の前で、僕はバイクを路肩に止めた。病院のすぐ隣の敷地は草が生えた高台になっていて、そこによじ登った。 田んぼが広がり、街の奥には小高い山が広がっている。どこか懐かしく、馴染みのある風景だ。 ちょうど今から35年前、僕はこの箕面市民病院で生まれた。 それから小学1年生の夏まで大阪の吹田市に住み、父

雨、雨、雨の琵琶湖

旅は旅でも、自分の親戚や知人に会いに行く旅もまたいいものだ。 親戚とは年末年始、夏休み、…

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郡上で聞こえた夏の音

飛騨高地の南、山合いの中に岐阜県郡上市はある。 郡上八幡(ぐじょうはちまん)というその地…

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朝霧高原で受けた一人旅の洗礼

早朝、テントから顔を出すと森の中は深い霧で覆われていた。 人生初ソロキャンプの夜、テント…

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真夏の夜の”即興”ツーリング

今日は、朝からある物と向き合っていた。 綿棒の先を水で湿らし、タンクの回り、エンジン、タ…

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