昇給を勝ち取る交渉方法
シンママにとって、お金の問題は避けて通れないものだと思います。そして、働いてもらえるお金が増えると、ものすごく嬉しいことではないでしょうか。ですので、今回の記事では、パートの時給を上げてもらう交渉方法をご紹介したいと思います。
正社員の方でも、給与を上げてもらう交渉に使えると思いますので、是非参考にして下さい!
パートの権利
パートという働き方でも、権利はパートタイム労働法(正式名称:短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律)というものでしっかり制定されています。
一例を挙げますと、第8条では「パートの待遇を正社員と異なるものとする場合、その待遇の相違は、職務内容、人材活用の仕組み、その他の事情を考慮して、不合理と認められるものであってはならない」という定めがあります。つまり、パートだからと言う理由で、正社員よりも低い待遇にしてはいけないのです。
交渉事は淡々と事実を伝える
ですので、まず正社員と同じ仕事をしているのに、待遇が低い場合はその旨を雇用主に伝えましょう。この時、感情的に話をするのではなく、事実を淡々と伝えることがポイントです。以下、一例を挙げてみます。
NG例:「なんで正社員と待遇が違うんですか?おかしいじゃないですか!」
OK例:「正社員の方と〇〇の部分が同じ内容の仕事なのですが、待遇面で〇〇くらい差があるようです。認識合ってますでしょうか?」
交渉する相手を見極める
お金の話ですから、交渉相手は非常に重要です。パート等であれば、店長さんか、それより上の人になると思います。まずは、最終決定権を持っている人は誰かを見極めましょう。中間にいる人に交渉しても、たらい回しに合うだけで、意味がありません。
求められることを熟知する
そして、最終決定権を持っている人との関係を、日頃から良好にしておく必要があります。そのために「この人は、パートに何を求めているのだろうか?」を常に探りましょう。そして、それに沿った形で、あなたが日頃から上手く仕事をしていることを、さりげなくアピールしましょう。ポイントは「さりげなく」「嫌味のないように」です。過剰なアピールは逆効果です。ご注意下さい。
交渉する場をしっかり設ける
これらの下地が整った上で、交渉するタイミングを探ります。立ち話で「時給を上げてくださいよー」なんて話をするのは厳禁です。絶対に成功しません!
交渉可能な日時を伝えて、アポを取って、交渉する場を設けましょう。一番いいタイミングは契約更新時です。ここでも、淡々と依頼することが重要です。「私は今まで〇〇や〇〇で貢献してきたと考えています。今後もこのような形で貢献させていただきたいと思っているので、ぜひ昇給を検討いただけないでしょうか」といった口調になると思います。
交渉は一人でやる
お金の話は、誰にとっても繊細な話です。自信がないから、誰かと一緒に交渉したいという気持ちも分かります。しかし、交渉を受ける側(最終決定権を持っている人)にしてみれば、あなたは昇給してもいいけど、もうひとりの人は昇給したくないと思っているかもしれません。
もし、この状況が発生すると、ほぼ間違いなく、あなたの昇給はありません。なぜなら、もうひとりの人がその場で不公平感を訴えるからです。こう状況は、最終決定権を持っている人は絶対に避けたいですから、あなたの昇給は見送りになってしまうわけです。
ですから、交渉は必ずあなた一人で行いましょう。
交渉しても上げてもらえないときは・・・
これらのことを行って、やることをやっても昇給できないのであれば、勤務先を変更することも視野に入れてみましょう。
勤務先を辞める時は「飛ぶ鳥跡を濁さず」を意識しましょう。良好な関係のまま辞めることです。もしかしたら、何かしらの理由で戻ってくるかもしれません。ですから、喧嘩別れは絶対してはいけません。
そして、新しい勤務先を探すときには、「このお店・会社は儲かっているのかな?」を意識してみましょう。儲かっているお店・会社なら、時給が高い、あるいは面談時の交渉で上げてくれる可能性が高まります。
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