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男と女の違い

男と女、どうしてこんなに思考が違うのでしょうか。一般的に男は「論理的」、女は「感情的」と言われています。そのため、意見が食い違うことがしばしばあります。

ベスト・パートナーになるために(ジョン・グレイ著)」を読んでいるのですが、この部分について、ものすごく分かりやすく書いてあるので、引用させていただきながら、私なりの考えを記載したいと思います。

火星人と金星人?

「そもそも、男は火星人で、女は金星人だった」という記載から、この本は始まります。もちろん、これは架空の話ですが、本当にそう思えるくらい男女の思考は違っていると思います。

たとえば、相手に求めるもの。男は女に「自分を受け入れて欲しい」と思うのに対して、女は男に「私の気持ちを分かって欲しい」と思っています。

なので、男女がドライブしていて道に迷った時。男は必死になって正しい道を見つけようとして、自分の思考の中に閉じこもっていきます。決して無口になりたいわけではなく、必死に解決策を考えているので、どうしても無口になります。

一方、女は自分が不安な気持ちを抱えていることを相手に知って欲しいので、ついつい口から言葉が出てきます。「大丈夫?」から始まって、挙句の果てには「絶対こっちの道だって!」と男が間違っているようなネガティブなコメントが出てきます。これは、女の気持ちがネガティブであり、それを相手の男に理解してほしいから、ついついネガティブなコメントになるわけです。女はこれが男を傷つける行為だなんて、まったく思ってません。

ネガティブなコメントを女から受け取った男は、「なんだよ、俺のこと否定しまくって。だったらドライブなんかしなきゃ良かったじゃないか!」と、女のネガティブなコメントを額面通り受け取ってしまいます。そうすると、二人は喧嘩するしかありません!

なぜ違うの?

「大ざっぱに言って脳の男女差はほぼないといってよい」というのが、現時点における脳科学者の共通見解なのです(参考論文)。しかし、上記で述べたように思考には違いがあります。この違いはどこから来たのでしょうか?

この違いは、古代の人間の暮らし方から来ているものだと言われています。

男は食べるために狩りへでかけ、動物を仕留めてくる必要があります。そのため、「どうやって獲物を仕留めるか?」といった論理的思考が重要になります。この思考は、仕留める方法が仲間以外に漏れてはいけませんので、必然的に無口になる傾向があります。

一方、女は家にいて子育てや家事をする必要があります。集落にいればコミュニティーがあるわけですから、そこで円滑な人間関係の構築が必要となります。

このように、役割が違い、環境が違っているために、思考回路が違ってしまい、あたかも「異星人」のような状況になったと考えられています。

お互いが分かり合うには?!

お互いを理解し分かり合うには、「違いを知る」ことから始めるのが重要と考えます。「自分と考え方が違う人がいるんだ」が分かると、どうして相手がそういう態度を取るのかが見えてきます。

男が無口で上の空なときは、十中八九何かを考えています。そのとき、女が不安からくるネガティブな感情を「なんで私の話を聞いてくれないの?」「私はあなたの何なの?」と表したところで、男は「なんで俺の邪魔するんだ!」と思わせるだけで、逆効果です。

男が無口なときは、女は隣りにいてそっと見守りましょう。男が考えていたときの答えを見つけた時、男はそっとしておいてくれたことに感謝してくれます。

一方、女がストレス等でネガティブな気持ちになっている時、そのストレスを発散するためにとにかく口に出して、自分の気持ちを表します。とにかく感情的に吐き出しますから、隣でそれを聞いている男は額面通りに受け取ると「俺が避難されている?!」と勘違いします。あるいは、「こうしたら解決できるよ!」と女が求めていないアドバイスを始めます。

こんなことしたら、女は反発するに決まってます。なぜなら、自分の気持ちを吐き出して「共感」して欲しいからです。アドバイスなんか求めてませんから、とにかく話を聴き「そうだね」と相づちを入れればいいのです。

こう書いてはいるものの、私も人の子ですから、ネガティブな感情をぶつけられると、イラッとします(笑) そんなときは「受け流す」ようにしています。「右から来たものを左へ受け流す」という歌でブレークした芸人さんがいますが(笑)、まさにそれでいいと思います。

受け流すだけだと「ホントに話聞いてる?」と突っ込まれますから、適度に相槌はしましょう!

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