未来への名言119「決断ができない人間は、欲望が大きすぎるか、悟性が足りないのだ。」(ルネ・デカルト)
数週間にわたって、
私も困っている「欲望・欲求」について考えてきました。
デカルトの言葉の通り、
「欲望が大きすぎる(多すぎる)」ことで結局何も成し遂げられない
ということがあります。
デカルトはここで、決断ができない原因に
「欲望が大きすぎる」とともに
「悟性が足りない」ということを指摘しています。
「悟性」とはなんでしょうか?
エマニュエル・カントは、悟性を
「空間と時間という直観形式を通して受け取られた意識内容を認識としてまとめあげる機能」
と定義しています。
先日の「100分で名著」の純粋理性批判の特集での
私の理解としては
「空間と時間の定義によって、事象に対して誰でも共通認識を持てる普遍的な考え」
普遍的な考え方・普遍性の理解、ということかと思います。
欲望はパワー・エネルギーであるけれど、
一方で普遍性を持ってその力をコントロールすることが必要で、
それができれば適切な決断ができるというのが
デカルトからの学びではないかと理解しました。
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