novel首塚あとがき

今年もあと1月を切りましたね!(自分の言葉にダメージを受けつつ)

ということで(?)「みちるさん」完結しました。お付き合いいただき本当にありがとうございました。
主催の深夜さま、たこやきいちごさま、とても楽しい企画、改めまして本当にありがとうございました。

(2023.12.3追記)
11月1日~30日までの一ヶ月間、それぞれの日のお題に合わせて「しゃべる生首」が出てくる話を書こう。というタグ企画でした。
そういえば本編内では企画内容には触れていなかったのでした。
(追記ここまで)

生首に造詣の深い方々の中に混じらせて頂いて良かったのかなぁ???と思いつつ、毎日ぽいぽい放り投げさせて頂きました楽しかったです。
せめて首らしい感じにしようと思って投稿時間だけ9時1分に揃えました(どこにこだわってるんだよ)本当は午前の方が良かったんですが、第1話がぬるーいとはいえセンシティブだったので朝はちょっと・・・。となって夜に。

全作品はここからスレッドで読めます。(X(旧twitter)とmin.tとあります)
「みちるさん」(X(旧twitter)スレッド)

「みちるさん」(min.tまとめ)


(以下ネタバレを含みます)
一ヶ月やって、分かったのは生首さんの本名だけという状況ですね。何も分かっていないに等しいのですが、多分今後もほぼ何も分かりません。みちるさんは存在がみちるさんなので。←
かなり強引に消化したお題も沢山ありましたが、その最たるものがラストという体たらくでした。雲壌あるいは天地。どっちにしろ、相違の甚だしいことというような意味です。ね。幸せと未だ散らずは相違というか・・・ポジションが違うというか・・・。まぁうん。いいんだうん。
続きもので書いていた話が一旦ここで終わるということは何かしらのオチをつけなければならないというわけで、10話分位を書いたところでどうしようかなぁ?と考えはじめて終わりの方のお題を眺めてみちるさんの何かが分かるということにしようと思ったのはいいんですが、じゃあ何が?となりまして。みちるさんが記憶を色々こぼしながら生きていることは分かっていたので忘れてそうな名前にしようと思って書き始めて書き終わったらあんな感じになりました。いつも行き当たりばったり。
そしてラストを書き終わった時点でお題消費が20話弱。あと10ちょっとありました。色んな所で申し上げていますが、私はつまみ食いで物語を書いていく性質で、物語が出来上がってしまわないとどこがどう変わるかわからなくて外には提供できないタイプの文字書きなので、(誰かプロットの作り方教えてくれ)はらはらしながら書き続けて迎えた11月。お題残り1・・・!怖いしかない。
書いた話に周りの話を合わせていくタイプなので、周りに合わせて話を書くのはあまり得意じゃなく。これを書き終えるのに5日かかりました。ちなみに26話に書いた故郷です。あんまり周りに影響しないように気を付けすぎた結果、ちょっと宙に浮いてますね。

まぁそんな苦労とも言えないような苦労話はどうでもいいですね。
もはや毎回やっている「いつもの」パターンの話でした。ふわふわした日常話。
よく考えなくとも、みちるさんが生首になって生きている理由も今回は分からずじまいでしたし、みちるさん自身が色んなことを忘れてしまっているので、彼女のことはほとんど分かりません。他の登場人物についてもほとんど情報がないという点では一緒ですが。
生首の話で企画に参加させて頂いて、結局書いているのはいつもの話でした。みちるさんとあおくんと時々よし子さん。登場人物が増えると分量が増えるのは私にとっては自明の理。ということで、ちょっと長めの話の連作になりました。二人しかいない時も増えてた?まさかそんな。30話で2万字弱ですかね。これの前にやっていた思い出旅行が31話で1万字位だったので、大体倍になってるわけです。Xでやるにはやっぱりちょっと、普段の私の感じからすると長かったですね。いやもう本当にお付き合いいただいてありがとうございましたー!

もうちょっとこの二人で話を書いてみたいなという気持ちもあるので、いつか何か書くかもしれません。その時にはお付き合いいただけると嬉しいです。


そして明日から。にするとさすがに余韻がなさ過ぎてちょっと自分でも10月から11月への流れがどうかなぁと思ったのとちょっとさすがに疲れたので少し時間をあけて、首塚企画で最初に考えていて没にした作品を放流したいと思います。
2ヶ月ノンストップはさすがに疲れたというかノリと勢いで始めてしまうので途中であれこれちょっときつい?となってしまって全てが自業自得でした(笑)だというのに毎日しっかりついてきてくださった方もいらっしゃいまして、本当にありがとうございました。
抜け首くんが自分の体を探しつつ色んなものたちと交流していく話です。
これはこの間BOOTH等で公開した、「解決屋ことはじめ」から始まるシリーズの一つになります。
折本なのですが、お読みいただけるとちょっと背景が分かるかなと思いますので良ければ!
https://sakusakudou.booth.pm/items/5227795
(「解決屋ことはじめ」と、思い出旅行シリーズ(10月に放流していた「おかあさんと、」と同じシリーズ)の、「最後の贈り物」があります)

今回の話における抜け首は、体から首がスポンと引っこ抜けるだけ、というタイプの抜け首です。首が伸びたり、炎を吐いたり、体の中身がついてきたりとかはしません。
またしばらくお付き合い頂けますと幸いです。
(全部で40話くらいになる予定。1話の文章量はみちるさんより少なめになるはずです。)