文披31題2024あとがき

もう8月なんですね。え、8月・・・?
まぁそれはそれとして『みちるさん 万事』完結しましたー!最後までお付き合い頂きありがとうございましたー!!
いやー何とか最後まで書けたので良かったです。

まずは綺想編纂館(朧)さま。今年も素敵な企画本当に本当にありがとうございました。

全作品はここからスレッドで読めます。(X(旧twitter)のページに飛びます)

カクヨムにも放り込んだのでこちらからでも(シリーズへのリンクもあります)


(以下、ラストまでのネタバレががっつり含まれますので読了後推奨にしておきます。大したネタではないですが。)

『みちるさん』は、novel首塚という企画で書いた物語でした。元々は『解決屋道中四方山話』の方で話を作っていたのですが、企画により合った話にしようということで考えた物語でした。
みちるさんは生首の女性です。『みちるさん』第1話で「どうして生首になったのか」は分かっているのですが、「どうして生首になっても生きていたのか」は明らかになっていませんでした。
(まぁとは言っても、今回も謎は残っているしこれは明らかにならないのですけどね・・・。)
みちるさんが人魚を食べた人だというのは割と最初の段階で決まっていまして。でもどう考えても首塚やってる間にそこまで行きそうにないというか、誰がそれを教えてくれるんだ?という問題がありまして、先に花子ちゃんがいたので、この子に教えてもらうのが一番しっくり来るな。と思いまして、せっかくなら虎郎くんの体を連れて行ってあげる話にしようと思ってできたのが今回の物語です。(メインは『みちるさん』なので、全員集合したときの語り手はあおくんです。)
ということで、『みちるさん』に『解決屋 万事』をくっつけて『みちるさん 万事』というタイトルに。(解決屋のシリーズは「ことはじめ(事始)」「道中四方山話」と、今回の「万事」で今のところ3作あります。)
虎郎くんの体を連れて行くためには、あおくんが小学生のままだとちょっと都合が悪い。というかただでさえ人数がすごいことになっているのに更に保護者を増やす?無理だが?となったため、あおくんには成長してもらうことにしました。
ということで、大学生のあおくんと、変わらないみちるさんと、ちょっとおばあちゃんになったよし子さんの三人が今回の『みちるさん』のキャラクターです。そして『解決屋』の三人(人?)と、二つの作品を繋いでくれる鎌鼬三兄弟。(あと名前だけの人とか妖怪さんとか)
・・・いや人数多すぎるんだわ!!!
出てくる人数が増えますと、私のような行き当たりばったりで書いている人間は現在この場に誰がいるのかが分からなくなりましてね。よし子さんを除いた全員が集合する場面などもうどこに誰がいるんだか分からない。6月中に完成しなかったのは概ねそのせいです。

まぁそんなどうでもいい自業自得の苦労話は置いておいて。

みちるさんが人魚を食べたのは花子ちゃんが言っているので間違いはないんですが、みちるさん自身はそんなことは全く覚えていないということで、どういう状況でそうなったのか。は永遠の謎です。
八百比丘尼さんは不老ですが不死ではない(千年の寿命を持っていて200年を誰かに分け与えたという物語なんかもありますが、今回は餓死説を採っています。)ので、どうして首だけになった時に生きていられたのかというのもぶっちゃけ謎ではあるんですよね。「何だか良く分からないけど生きている」とみちるさんが思っているので、それが正解というか。みちるさんがあの性格だったから生きていられたんだろうな、と思っています。それはもう、あおくんが想像した通り。

みちるさんに体が出来る可能性が生まれたり、虎郎くんは体を取り戻してどうするのかとかだったり、あと急にしれっと名前だけ出てきた頼里ちゃんis何???って私が一番なったりしておりますが(おい作者)この物語は一旦ここでおしまいです。まぁいつもの日常は続くエンドです。好きなんです。
まぁいつか何かがあれば何かしらのものを書くかもしれないので、その際にはまたお付き合いいただければ幸いです。
8月は全力で休んでると思います。タグのやつとかはやります。
一ヶ月お付き合い頂き本当にありがとうございました。いつも感謝しかありません。
そしてこの内容があるんだかないんだかなあとがきまでお読み頂き、本当に本当にありがとうございました。

あ、と。
『みちるさん 万事』を読んで関連の物語を読みたいなと思ってくださった方がいらっしゃいましたら、カクヨムに放り投げていますのでリンクを置いておきます。