見出し画像

ダイエット情報は嘘ばかり

①「糖質」は太る

 太るのは単純にオーバーカロリーになっているから。何を食べようが、オーバーカロリーな状態であれば、太る。
 また、体内に入った糖質の一部は筋グリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄えられる。この筋グリコーゲン(体内に400g程度)は、水を溜め込む性質(1gに対し水3g)があるため、筋グリコーゲンが最大のときは2kg近く体重が増える。糖質を一切抜くと、急激に体重が落ちるのはこのためである。当然、この効果は一時的であり、糖質を戻せば体重は戻る。以下の図は私が糖質カットを行ったときの体重推移である。糖質カットして、2日で-2.0kg、糖質戻して、3日で+2.8kgしている。

名称未設定

②「プロテイン」は太る

 これも単純にオーバーカロリーになっているから。普段の食事で十分なカロリーを摂っていて、さらに追加でプロテインを摂ったら、太る。(といっても、プロテインのカロリーは100kcal程度。大きな要因にはならない。)

③「1週間で-5kg!!」的な話

 体重の増減に大きく影響を与える因子は①水分、②腸内残留物(=大便・小便)である。後述するが、脂肪はそんなに簡単に減らない。あっ、昨日よりも1kg増えている!ということは良くある話で、何も問題ない。
 ちなみに1週間で脂肪が-5kgということがいかに現実的ではないか、ということは算数で分かる。脂肪1kgを減らすのに必要なカロリーは7,200kcal。1週間で脂肪-5kgを減らしたいのならば、7,200kcal/kg × 5kg = 36,000kcal (=1日約5,100kcal)の消費が必要。1日何もしないで消費されるカロリー(基礎代謝)が1,500kcal、カロリーのあるものを一切食べない、とすると、残り5,100-1,500=3,600kcal分の消費が1日で必要となる。フルマラソンの消費カロリーが2,500kcal程度とされるので、フルマラソン1.5回分の運動が必要だ。断食状態で7日間連続でフルマラソン1.5回分やることなんて出来るわけがない。

④「飲めば痩せる」的なサプリ

 そんなものはない。情報に疎い人をターゲットとした詐欺紛いの商品。
鍛神とかね。
https://kitashin.net/

⑤「バターコーヒーダイエット」

 これはメディアの偏向報道に起因。「バターコーヒー」とは「朝食の置き換え食」であり、「朝食」に「バターコーヒー」を"追加"して飲んでいては、おデブまっしぐらである。飲めば痩せる的なものなんてないのだ。
 ちなみに以下の商品も詐欺ま紛い商品だ。脂質0のバターコーヒー。置き換え食にすらなっていない。
https://miuratakuya.store/

⑥「ナッツダイエット」

 これもメディアの偏向報道に起因。「ナッツ類」に含まれる脂質は良質な脂質とされている。おそらく、そうなのだろう。ただ、良質な脂質を取れば痩せるわけではない。つまるところ、アンダーカロリーであることが重要なのだ。ナッツ類のカロリー、知っていますか?間違っても「通常の食事」+「ナッツ類」としないように。これもおデブまっしぐらである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?