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サラリーマンにも経費はある

今回はサラリーマンにも経費の概念があることを解説していきます

一般的に知られているのは、会社、個人事業主は事業を運営する上で発生した金額を経費として計上できるため、節税のメリットがあるということは知っている方が多いです

しかし、サラリーマンにも経費が存在しているのです

目次
1、基礎控除=サラリーマンの経費
2、サラリーマンの給与の決まり方
3、103万円まで非課税の因数分解
4、まとめ



1、基礎控除=サラリーマンの経費


サラリーマンの経費は基礎控除です
基礎控除とは、総所得から差し引くことのできる控除の一種

全員が受けることのできる控除で、定額控除されます
この控除される金額がサラリーマンの経費に当たるのです

基礎控除が仕組みができた理由も、サラリーマンも仕事に使う備品等を購入するため、
給与所得者が多いという点を鑑みて、定額での控除ができたという背景があります

*2020年1月からの基礎控除の引き上げと給与所得控除の引き下げ

スクリーンショット 2021-02-18 23.58.53

引用先:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1199.htm



2、サラリーマンの税金の決まり方


サラリーマンの税金は

収入ー必要経費(基礎控除)=給与所得
給与所得ー所得控除(雑損、医療費、寄付金)=課税所得
課税所得×税率(所得税率、住民税率)=税額
税額ー税額控除(ふるさと納税)=納税額

上記の計算式で求めることができます


サラリーマンの税金は、基本的に社内の経理が担当しているため、額面と手取り額、各種保険料、各種税金しか見る機会がないです

しかし、税金の決まり方を知っていることで、サラリーマンも節税することができます
例えば

・ふるさと納税
・所得控除:個人の家計の状況によって該当する控除が異なる
・損益通算

節税を行うためには、自分の収入がどのように計算されているのかを把握することが重要です

自分のお金を人に管理されていること程怖いものはないですよね
例えるなら、自分のキャッシュカードを他人に預けている状態です笑



3、103万円まで非課税の因数分解


よくアルバイトをしていて、103万円までなら非課税だから超えないようにしている学生さんは多いです

感の良い人なら、上記の記事を読んだだけである程度予想はついているでしょう

103万円(非課税)=基礎控除(48万円)+給与所得控除(55万円)

この式で算出されています

基礎控除については、上記で解説していますが、「給与所得控除とは?」となるので、解説します


給与所得控除とは

スクリーンショット 2021-02-18 23.50.43

引用先:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1410.htm

この図から、算出される控除額です
給与収入金額に応じて、控除額が算出されます

したがって、103万円以下は非課税になるのです



4、まとめ


今回は、サラリーマンの税金の決まり方について解説してきました

今はサラリーマンだからこそ、自分の給与を守らないといけない時代です

・社会保険料アップ
・給与所得ダウン
・副業解禁
・終身雇用の終焉

上記の理由から、サラリーマンも自分の家計の管理を徹底していくことが重要です


私は資産管理するために

・マネーフォワードで資産をチェック
・毎月、給与明細をチェック(多く取られていないか)
・貯蓄率を70%で維持
・クレジット払い

上記4点を常に心がけてます


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