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withコロナのマラソン大会動向

緊急事態宣言が解除された今日この頃(2020/6/9)ですが、正にアフターコロナのレースが徐々に開催されてきています。
弊社では5月~8月までで9~10大会の計測を担当させていただく予定です。
ただ、この時期は募集期間と緊急事態宣言が被っていた事もあり、エントリーの件数は少ない状況となっており、「レース再開!」と声を上げているというよりも、まずは秋に向けてwithコロナ化でのレース開催を探っているという表現の方が正しいようです。
各機関が公開しているガイドラインを参考に各大会毎ルールを決め、実際にレースを開催し、問題を修正しながら改善を進めていっている状況です。

各自治体が発表しているルールでは屋外イベントは順次緩和されていき、7月中旬には屋外イベントは5000名以下まで緩和され、8月以降は更に緩和されていく可能性があります。
ただ、9月以降のマラソン大会であったても運営や組織の問題で早い時期に開催の有無を決定しないとダメな大会があったりといったこともあり、実際には中止を発表している大会が多くあります。
必然的に規模が大きい大会ほど、早く決める必要がある為、中止になっていっています。
関西でも11月開催予定だった神戸マラソンの中止(延期)が既に発表されています。
この流れは結構大きく、中止を発表するマラソン大会は今後も増えていく可能性が高いと思われます。

マラソンイベントはいろんな規模があります

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それでは今後、マラソンイベントはどうなっていくのか?!
まずは現状のマラソンイベントの状況を説明します。
私はよくレース規模を3つに分類して考えています。
大規模(1万人以上)、中規模(何千名規模)、小規模(何百名規模)と区分けして考えています。
2007年東京マラソン開催以降、「大規模レース」が増え、エントリーが抽選や先着になる大会増えました。
その一方で「中規模レース」に関しては、地方自治体や各種団体が予算をかけて大規模レースを目指し様々な工夫を行ってきました。
この中で、大規模レースの仲間入りを果たすレースがあれば、小規模レースになったり、開催自体を終了していくレースも出てきました。
特に近年は集客に苦しむレースが多くなり、やむなく中止に追い込れるレースも増えてきています。

参加者減少の原因としては、レースイベントの増加を主要因として語られる事が多いのですが、もう一つ大きな要因として、「ランナーの多様化」によるものだと考えています。
ランニングイベントの中には、通常のロードランニングの他、山を走るトレイルランニングや、仮装やイベントとして楽しんで走るファンラン、仲間と走るリレーマラソン・駅伝といった様々なレース形態があります。
これらを考慮せず単純に従来のレース内容を踏襲していると多様化するニーズをつかむことはできません。

こうした「多様化したニーズ」に答えるため、最近は民間主導による新たなレースが開催される事が多くなりました。
多くは小規模~中規模レースを開催しています。
・レースイベント自体を主業務とする企業団体
・企業内の一部門としてレース開催を行う団体
・趣味で集まった仲間と楽しみの一環としてレースを主催する団体
などがあります。
これら民間主導の主催者は、ランナーニーズに敏感に反応しながら新たな試みを仕掛けレースを開催しています。

※それぞれの規模によって特徴や強み弱みがあるのですが、ちょっと長くなってしまいそうなので、また別の機会に説明します。

要注目は小規模レース!

ここで表題に戻りまして「withコロナのマラソン大会」ですが、上記の中でいうと「小規模レース」が要注目になると思います。
具体的には
〇公園内などで行う「ランニングレース」
〇山岳等々で行う「トレイルランニング」「スカイランニング」
これらは多くが小規模にカテゴライズされると思うので、間違いなく要注目なレースになると思います。
※ちなみに小規模レースと言ってしまうと簡易なレースと思われてしまうかもしれませんが、実際には小規模で品質の高いレースも多くあります!

「小規模レース」の「3密対策」「各ガイドライン順守」は中規模・大規模レースよりも対応しやすいという、現時点では「中大規模レース」よりも圧倒的に有利な条件があります。
ただ、それ以上に、大きいと思っているのは、「民間の小規模レース主催者」は「多様化するニーズ」に答えながら様々な形態のレースを開催してきた経験とノウハウがあるという事です。
レースイベントを成立させるには金銭的な問題はもちろん、集客、運営、新規企画、等々いろんな知識と経験が必要になり、これらの課題に直面しながら、最前線で試行錯誤を繰り返してきたというのは代えがたい経験とノウハウです。
こうした経験から「民間の小規模レース主催者」にとって変化への対応は得意分野であり、今後、変化を求められる場面が増えていく事が予想される中、彼らの得意分野を様々な場面で生かしていけるのではないかと思っています。

おそらくユニークなアイデアは今年中だけでも色々出てくると思いますので、これまで大規模・中規模レースのみ出ていた人は、近くで開催している小規模レースに出てみて小規模レースの良さを体験してみてはいかがでしょうか?



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マラソン、自転車、トライアスロン、OWS、レースの記録計時やったり、企画考えたり、システムを作ったりの日々。 タイムハック株式会社をやっています。 タイムハック株式会社 https://timehacks.co.jp/