粛々と治療と共に
2023.4.5
明日投薬の日なので、3週間サイクルで考えると今日は一番副作用がない日。なのでN君の快気祝いランチを設定していた。
N君は私より厳しい食事制限を受けていて、特に塩分の制限が厳しいのだけれど、カレーだけはイケるそう。
で、カレー屋で快気祝い。
N君は心筋梗塞で倒れて3週間意識がなくて、5ヶ月入院していたから、それを思うとカレーを食べれるようになったというだけでかなり回復したのがわかる。一時は自力で起き上がることができなかった彼が今日を迎えられてよかった。
今日のAランチは里芋のカレーだそうで、かなり惹かれたけれど、淡白質をとらないと倒れそうなのでチキンカレーにした。
カレーを食べながらあれこれ話した。
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N君は京大卒。
私は京大を受けようと思ったことがないので、東大と京大を迷う、とか、数学と物理は先生に聞かなくても自分でできる、とか そんな感覚は持ち合わせたことがない。
京大を受けることをいつ決めたか、とか なぜ東大じゃなくて京大を選んだのか、とか聞けた。卒業から30年以上経っているのに、知らないことばかり。いろいろきかせてもらって楽しかった。まだまだ逸話や伝説が出てくるんだろうな(笑)
私はよく、ジェンダーの話が気になるんだけれど
男子は安易に浪人させてもらっているイメージがあって
でもそれは裏を返すと稼ぎへの期待の表れで。
大学選びの過程を聞いていると
「逃げられないもの」を高校生くらいからジワジワ実感させられてたんだと思った。
当然それに乗っかれる人とそうでない人といるわけで。
男女じゃなくて、どうありたいか、、で選べるといいよなー、と思った。
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東大に行ったK君の話が出て
人間的にはハンモックで寝ているのが好きなような人なのに、、と言っているのを聞いて 勉学に秀でているのも歪むなー、と思った。
K君元気かな・・・。
10年くらい前、震災に関わる仕事で死にそうな顔してた。。。
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勉学のことも聞いたけれど
色恋関係の話もした。
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青春時代の話は色褪せず、年老いてもスパイスのように香り高く、チェリーのように瑞々しかった。
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私の今の体調にカレーは強かったみたいで
夜、目が真っ赤に腫れて
ものすごく痒かった。
抗ヒスタミン剤も効かなかった。
数日前にカプリコミニを調子に乗って3個食べた時に目が赤く腫れて痒くなったのを思い出して、春先にチョコレートやカレーなどの刺激物は食べない方がいいんだな、、と学んだ。
2023.4.6
今日は3週間ぶりの投薬の日。
今日から四日間仕事は完全オフに。
病院の横に巨大イオンモールがオープンして二日目。渋滞が心配だったけれど、あっさり着いた。よかった。
今日から血液検査なしで
診察→投薬。
カレーのアレルギーがまだおさまってなくて、目の周りが真っ赤。
先生が心配してくれた。
皮膚科に行った方がいいかも、、と言ってくれたけれど、患部にステロイド塗るよりも、カレーやチョコレートを控えて、春が過ぎ去るのを待つ方が効きそう、と思った。
もう投薬も10回目。
体験として新鮮味がなくなった今、憂鬱感だけがある。
やりたくはない。
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今日は看護師さんが最初に刺してくれた点滴の針が痛くて、刺し直してもらった。
以前の私だったら我慢していたけれど、今日は粘ってみた。
だだでさえ苦痛だし
3-4時間かかる上に
我慢の上塗り。。
看護師さんに悪いから、、を乗り越えて。
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途中で点滴のスピードを上げる指示が出てたんだけれど、私は急いでないし、アレルギー症状が強い今、怖いので、スピードはそのままにしてもらった。
そういうのも「言われるがまま」にしないようにした。
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こちらが願ってないのに、親切で「はやく」してくれることがよくある。
「早く帰りたい」
が常套句になっている場所がたくさんある。
「早く帰りたい」と言っていると
人間関係がスムーズにいく場所がたくさんある。
点滴のスピード、1回目はゆっくり入れるけれど、2回目ははやく、って ルールっぽくやるのって 慎重なんだかそうでないのかわからない。
病院とのやりとりが機械的にんならないよう
私も自分の状態や心情を説明するよう心がけよう。
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投薬が終わると
全身がだるくて
小さく痺れて 小刻みに震える。
今日は夕ご飯を作ろうとせず
Uberに頼って
自分は刺激の弱いものを食べて
寝よう。
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今までの経過は最善だし
私は運がいいと思うけれど
こうやって生活の中に治療が入ってくるのは苦痛だし
副作用との付き合いはあるし
爪は剥がれてくるから
嫌なものは嫌で
それを思うと
胃が痛くなってきた
2023.4.7
今日から新学期。
でも私はまだ副作用でしんどいので
朝頑張って起きるのをやめさせてもらっている。
娘が息子の分のお弁当も作って出かけて行ってくれた。
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一日雨。
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お急ぎ、とのご注文が入ったけれど
今日発送はできない旨のメッセージを入れさせていただいた。
以前の私だったら、無理をして店に行って仕事をしてた。
でも、副作用で苦しんでいる時にするのは違う、と区切ることができた。
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「 Out of Africa (愛と悲しみの果て) 」
をアマゾンプライムで見た。
私はこういう変に感動させたりしない映画が好きなので、よかった。衣装や雰囲気も好きだった。女性を軸に描かれているのもよかった。
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先月インタビューを撮ってもらって
日記とは別でページを作って
このnoteに載せた。
いつもは購読者の方(だいたいお顔がわかる)に向けて書いているけれど、あれは「私の知らない誰か」に向けた発信。
すぐに見てもらえるものでも
急にViewが増える話題でもない。
特に宣伝はしていないけれど、Viewがじわじわ増えている。
インタビューしてくれた Y くんが「内容がいい」と何度も言ってくれて、そうかなぁ? と思ってたけれど
そうなのかも、、と思うようになってきた。
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ナグモクリニックのセカンドオピニオンを受けた時は、この地方では再建を考える人が少ないから形成外科医がいない、と思ってたけれど
今振り返ると
選択肢を知らなかったり
気づいていないだけだったり
本当は切除なんて望んでいないのに
そういうものだと諦めてたり
田舎だからじゃなくて、
ただ発想できなかっただけなんじゃないかと思うようになってきた。
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身近な人と話すと「友達が切るの嫌だって言ってたけど仕方ないから切った」というのを何度か聞いた。
嫌だったんだ・・・
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男性の癌手術は、非破壊先導で
女性の手術は切っておしまい
それが経済的なものに由来してきたのだとしたら、、、
女性が正規で働く道が狭い田舎は
余計に諦める選択が主流になってきたと想像してしまう。
現在は経済的な負担は変わらず
再建の手術が可能です、と知っていたら….??
美容外科にボッタクリ、怪しい、というイメージが付き纏ってて、それはイメージだけで 実際は保険適用だし、そうじゃない、って知っていたら…??
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50歳を過ぎた私の、見ていることと考えていること
淡々と日記を綴ります。私の日記のトピックが、人生の楽しみやよりよく生きるヒントに繋がれば幸いです。 シングルマザー | 第二の人生 | 乳…
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