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2023 ドラフト候補特集 - 独立リーグのすごい奴🥳 投手編

*10/1 少し追記 *
暑さも過ぎシーズンも大詰め、セリーグでは本日、阪神が優勝しました!
そんなおり、すでに来シーズンに向けて血眼なみなさま、常勝軍団を目指すみなさま、気になるのはドラフト会議ではないでしょうか!?
 
ドラフト会議、それは野球の中でもかなり深い沼として恐れられています…(多分)
怪物候補の高卒、即戦力の大社、あの選手がどこに行くのか?あいつはプロで通用するのか?俺こんなやつ知ってるぜ、と妄想は尽きないトピックです🤤
 
そんなおり、あえて1発目に独立リーガーのドラフト候補について記事を書いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

🎊10.26 ドラフト結果反映🎊


 [前置き]

昨今は独立に進む有望選手も増えていて、間違いなくそのレベルは上がってきているのではないかと感じます。

独立に進む理由は様々で、 

 ・卒業後の指名解禁を長く待たなくて良い*と言うメリット
 ・野球に専念できると言うメリット
 ・あるいは出場機会を求めて

*一応補足しておくと、大学は高校から4年目、高卒社会人は卒業から3年目、大卒社会人は卒業から2年目以降でないと指名ができません。独立はすぐに指名可能

 などなどのメリットを感じて進む人が多いように感じます。
独立へ進むと言うのはプロを本気で目指す人の選択肢として間違いなく有力な一つとなってきました。

私も今回、調べてみたら、結構実力がある選手がいるなと思った次第でして、それを皆様にご紹介したく記事を書くに至りました🥳
 
ってなわけで選手の紹介をしていきましょう
 

[独立リーグのすごいやつ]

1. 球がすごいやつ

今年の独立リーグの候補には、早い球を投げてくる球がすごいやつがたくさんいます。そんな漢達をご紹介します。

・椎葉剛(徳島インディゴソックス)

🎊阪神2位🎊

最初はやっぱりこの人!独立での期待値MAX!

2002 年 3 月 18 日生まれの 21 歳、右投げ右打ち。いわゆる奥川・朗報世代です。2023年のスタッツは以下の通り

防御率 37
イニング 2.43
三振 48
四球 25
K/BB 1.92
BB% 6.02
Whip 1.16
最速 157 km/h→159!!!

椎原選手は、最速157 km→159になってた😲の驚異的な速球と、高い奪三振率で知られています。彼は島原中央という長崎の高校を出た後、社会人の名門ミキハウスへ進みました。強豪ゆえ、ここでのプレーは出場機会が限られていましたが、今年徳島へ JOIN しまして、一躍ドラフト界隈でも話を頻繁に聞く選手にまで上り詰めました!😄

ご覧の通り、成績も OUTSTANDING というほどではないですが、高い奪三振率を誇ります。四死球こそ多いが、 Whip もそこそこいい感じです!

指名順序は?

中位~下位になると思われます。今年大学4年生の学年ですが、3月生まれということもあり、伸びしろもふつうの大学生より気持ち多めに見てよいと思います。

大学カテゴリーで150後半の速球を持つ投手となると選手は限られてきますので貴重な選手です。150中盤の先発投手がゴロゴロいる今年の4年生がちょっと異常なだけです😂💦

課題はリリーフであるゆえ、ポテンシャルを評価されにくいところ。先日の大学代表と高校代表の壮行試合を見てても実感する通り、常時140後半の投手でも、短いイニングなら150をバンバン超えてきます。先発での能力を示せてないだけに、高く買う球団は限られてくるのかもしれません。リリーフ中心の150後半大学生投手、と考えるとやはり中位~下位ではないかなと思います。

*10月2日追記* 先日のチャンピオンシップ?でMaxがとうとう159キロになっていました。。唖然😨
多分松山坊ちゃんなので早めに出てるとはおもいますけど、、これ多分下位じゃとれないですね。順位は2-5位ぐらいになるはずです。

椎葉選手の紹介HP : 徳島 IS さま HP より。


・大谷 輝龍(富山GRNサンダーバーズ)

🎊ロッテ2位🎊
続いて、椎葉投手と同列に語られることが多いこの人!

・経歴等
年齢は2000年生まれの23歳。石川の小松大谷高校の出身で、卒業後はJFE東や伏木海陸運送といった社会人の超名門を渡り歩いて、2023年に独立富山に至ったようです。

JFEと伏木はそれぞれ2年在籍、JFEではおそらく出場機会が少なく(相当強豪ですからね。。)、また伏木では出場機会こそあったものの都市対抗などの大会には届かなかったようです🫠

・能力面
スピードに注目します。この人もMaxは 157 km/h です!
これは椎葉投手と同等ですが、ドラフト系の動画で聞くところによると、ほとんどの速球が150キロ中盤を記録してくるそうです🤯

去年の記事では153?ぐらいが最速とありましたので今年に入り、157まで伸びてきたようです。まだまだ伸び代が残っていることを期待させます。

ただ、気がかりなのは独立での成績。 奪三振率こそイニングを上回りますが、そこそこ失点しており、まだ「投球能力」は発展途上にあるようです。プロ的には育てがいのある選手だとは思いますが。今の時点での完成度としては決して高くないという評価になると思います。(なお成績は北陸独立があまり整ってなかったので割愛。リンクで失礼します)



指名順序は?

指名があるとしたら下位〜育成になるのかなと思います。 スピード的にはもうプロでも十分なので、あとは変化球や制球に磨きがかかれば、全然一軍でもやれることと思います。まあそれが難しいことではあるのですが、、、とはいえ期待したいです!

大谷選手の紹介HP:富山TBさまより


・白川 恵翔(徳島インディゴソックス)

続いてはこの人、高卒4年目右腕の白川投手。
徳島・池田高校を出て独立で修行を積む選手。2023年の成績は以下の通り

防御率 3.25
イニング 52 2/3
三振 67
四球 30
K/BB 2.23
BB% 5.13
Whip 1.35
最速 154 km/h

今年の成績は防御率は3点台とややふるいませんが、三振能力が高く、先発にも関わらず奪三振率は11個とかなりのもの。最速も154キロと出力も魅力的です。懸念は四死球がやや多く、K/BBで言えば 2 ぐらいしかありません。この点は気がかりでしょう。

なお、去年の成績はかなり良く(参考)、これを考慮に入れると一気に魅力的に見えてきます。去年は防御率も1点台で、なんと94イニングで三振102個、K/BBも3ほどを記録しています。

これで指名されないのも不思議だなと思っていたのですが、去年時点では149キロが最速だったようで、出力不足が懸念されたのかな(゜-゜)と想像しています。今年は成長して154キロにまでなりました。伸びしろがまだあることを見事証明して見せました。

指名順序は?

下位~育成になると思われます。
22歳/大学4年生で 154 キロを投げ、先発もタフにこなす奪三振能力の高い選手となると、東都や六大学でも十分にやれるのではと考えてしまいます。そう考えると、ドラフト指名があってもおかしくないとみます。期待したいです!

白川選手の紹介HP:徳島ISさまより


・土生 翔太(茨城アストロプラネッツ)

🎊中日5位🎊

名門横浜高校〜桜美林大学を卒業し、今年1年目の土生選手です!
この人は、先日の清田選手の引退試合で見た選手で、「おっ、ええやん」となったのであげさせていただきました!

経歴とか
名門、横浜高校ではあまり出場機会に恵まれずベンチ外だったようです。進んだ桜美林大学ではこちらのページより、大学3,4 年時に登板機会を得て、4年時は最後、防御率7位、K%が 9 近くと、最後にようやく花が開きつつあった、というポジションの選手でした

今年大学を卒業し、独立1年目から茨城を支える投手になっています。
成績はこちらをご参照ください.
85回を投げ、奪三振が 90 と立派ですが、BBが58個あります( ノД`)
防御率 4.36, Whip 1.86 もちょっと高いかなと不安になるところです。

しかし体格がかなり良く、ストレートはかなりの出力がありますし、変化球もキレがあってバッターが打ちづらそうにしているのが印象的でした。成績の通り、やはりまだ防御率、Whipがかなり高い点や、四死球も多い点はネックになってくるでしょう。

指名順序は?

あるとすれば、育成になるかなと思います。
成績だけを見ると、まだまだ投手としての完成度はこれからという状況です。しかしながら、持っているエンジンは結構高性能で、今後の成長も期待できる選手です!実際に大学4年時、独立1年目と成長面を見せてくれている投手です。
プロに入り、育成で出力をさらに伸ばしながら、制球や変化球、投手としての仕事を覚えていくことでプロでもやっていけるのではないかと思います!

土生選手ご紹介HP:


・番外編:ロドルフォ マルティネス(徳島インディゴソックス)

Max164😲😲😲!

調べている中で出てきました!ドラフト指名対象外の選手ですが、こんだけ速いと流石にNPB契約あるんちゃうん?!ってなりました!今回の趣旨とは違うのですが「すごいやつ」繋がりでご紹介です😆

2. AIが考えたすごいやつ:四国IL編

今流行りのChatGPTに、四国ILが発表している投手スタッツデータをインプットして、NPBで活躍しそうなすごいやつを出させてみた。

結果はこの人!!

・藤田 淳平(徳島インディゴソックス) ※左腕

🎊バンク育成・AIの勝利🎊

ずばり藤田投手でした。成績見るとそうなりますよね。納得の投球内容です。主な指標はこんな感じ

防御率 1.53
イニング 65 2/3
三振 75
四球 17
K/BB 4.41
BB% 2.33
Whip 0.99
最速 148 km/h

彼は四国の川島高校を出て、山口県にある東亜大学というところを出ました。リーグのレベルは恐縮ながらよく存じ上げないものの、3年時以降に主戦として活躍して、3年時には選手権にも出場したようです。
今年、徳島ISに参画し、前半から屋台骨の活躍をして、1点台でフィニッシュしました!🥳 最速は148ですが、ご覧の通り四死球も少ないので、かなり完成度が高い投手なのではないでしょうか。

藤田選手の紹介HP:徳島ISさまより

ってか徳島人材輩出しすぎですね。。。

なお、AI好きのために以下もさらしておきます。
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利用したサービス : ChatGPTの対話モード、GPT3.5
プロンプト:次の投球成績のうち、NPBにスカウトするとしたら誰にしますか?3名選び、その理由を答えてください。過去の名選手がアマチュア時代に残した成績を考慮して、どの選手が活躍するか推測してみよう。
決定:5回ぐらい実行して、結果に全部で選出され、かつスタッツの良い藤田選手をピックアップしました。3名選ばせてるのになんで1人、かつ最後は手で選んだかというと、AIが案の定ところどころ嘘ついてた(データを誤解した?)からです。最後は見た目上、自分でよさそうな方をピックしました。とはいえ、藤田選手は全部の結果に含まれていたので、やはりいい成績を出した選手なのだと思います。
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3.将来性がすごいやつ

・山田 空暉  (愛媛マンダリンパイレーツ)

高校野球ファンならまだまだ鮮明に記憶に残っていることでしょう。去年の愛工大名電の夏の甲子園での躍進を投打から支えた山田投手です!
背番号3をつけながら、エース級の活躍をされたのは記憶に新しいと思います。

プロに入ることを最大の目標に、大学でも社会人でもなく、独立を選んだという気持ちの強い選手。 おそらく山田選手は大学でも社会人でも希望すればある程度いい条件で入れたと思います。大学で4年間社会勉強もしたり、あるいは社会人でお金もらいながら上を目指したりして。。野球を追い求めつつも身分の保証が得られやすいのが大社です。そのような環境を断ち、独立を選んだ19歳の若者です!👏

今年彼が残した成績はこんな感じです!

防御率 2.89
イニング 71 2/3
三振 65
四球 21
K/BB 3.09
BB% 2.64
Whip 1.05
最速 146


19歳にしてまるでベテランのような成績を残してますね😲
イニングは72回も投げ、四死球はたったの21!防御率も3点を切ってきます。1シーズンを先発で投げる体力もすでに証明したことになります!

指名順序は?

下位~育成ではないかと思います。
独立では投手一本に絞り、19歳ながらすでに先発をこなし、素晴らしい成績を上げています。とても19歳とは思えない素晴らしい成績でございます。これだけ完成度が高いと言うのはGood Pointです。

懸念はストレートが遅いことでしょうか。。調べた感じ、Max146 km/h っぽいです。。このスピード自体は、サイドやアンダーの変則だとか、すごい切れのいい変化球や制球がないとなかなか厳しい水準ではあります。ただ19歳にしてすでに上記のような結果を残しているところを見ると、完成度はかなり高いようであり、ストレートの出力もおそらく伸びてくるであろうことを考えると、今の時点で指名があってもおかしくないのかもしれません。

山田選手のHP:うまく表示されませんが。。

・谷口 朝陽(徳島インディゴソックス)

🎊西武育成🎊 *しかも野手指名だそうです。

最後はこの人、谷口投手!
広陵高校出身の、成長著しい速球派投手。

こちらは完全に素材型。高校でも3年春こそエースだったようですが、夏はベンチも外れ、そして独立でもまだほとんど実績はありませんが、なんと最速はすでに153キロ!😱 高校を出てから8キロ伸ばしたようです。高卒1年目の 19歳でこれはすごい!

まだ登板もほぼなく(ゼロ?調べても出てこず)まだ投球を勉強する必要があるフェーズですが、磨けば光る素材として獲得を検討するチームもあるのではないでしょうか?
あるいはもう1年独立で様子見、と言うこともできますが、来年になってさらに速度を伸ばし抜群の成績を残し始めたら間違いなく支配下を用意する必要があるので、今年のうちにとってしまうと言うのもありだと思います。

しかしながら現時点で実際としてドラフトで指名されるとなると、まだ育成になるかなと思います。ただ、繰り返しになりますが、153キロの速球というのは非常に魅力的です☺️
※まあロマン系投手は多くがロマンのままで終わってしまいますが、、育成に自信があるチームの関係者さま、獲得のご検討をお願いします!

谷口選手の紹介 HP : 徳島ISさまより


選手の紹介は以上です!

ご覧いただきましてありがとうございました。
そのうちYoutubeチャネルでずんださんとかにも話してもらう予定です。
その際はご視聴、コメントとかいただけると泣いて喜びます。

👇アップロード動画共有予定地👇
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[10/1 に追加したすごいやつら]

その後いろいろ調べてたらもう少しドラフト指名のありそうな選手たちが出てきました!

山崎正義 (徳島インディゴソックス)

東京の都立紅葉川高校でエースの四番を務めた。高校時代から140キロオーバーのストレートで評判の投手であったが、徳島に入ってからも10キロ 程度スピードを伸ばした模様。現在は150 km オーバー しているようです。

徳島でも今は主にクローザーとして多数の試合に登板しておられるようですね。今期の成績は 防御率 2.09, 56 イニング 55K, 16四死球と、K/BBも3を超えており、非常に優秀です。高卒2年目の20歳ということもあり伸びしろ抜群です🥳

シンクレアジョセフ孝ノ助 (徳島インディゴソックス)※左腕

🎊西武育成🎊

アメリカの大学を卒業した、22歳、193センチの大型左腕
27イニングで防御率 0.56, whip も1を切る見事な成績

三振 21, 与四球 8 で K/BB や BB% も十分に良い。Maxも151キロと十分。
年齢的にも体型的にもまだスピードは出そうですし、上記の通り徳島での成績も十分。左腕という希少性もあって、指名される可能性も高いとみています。

松原 快 (富山GRNサンダーバーズ)

🎊阪神育成🎊

こちらも最速 156 キロのすごい右腕
奪三振率は 10 オーバーですが、防御率も決して抜群というわけではなく、また与四球率も6ほどあり、安定感には課題がある模様。
先日の独立リーグのチャンピオンシップでは大量失点も懸念はされる。
24歳という年齢もあり、また昨今は150中盤を投げる若い投手も多いことから、指名は当落線上かもしれません。。ただ156キロはおそらく独立でも椎葉選手、大谷選手につぐ3番目であろうということから、注目していきたいです。

下川 隼佑 (新潟アルビレックスBC)

最強のアンダースロー右腕
最近すっかり珍しくなった アンダースロー。しかし、アンダースローながらマックスは140近い (137km?) ようで、かなり出力も出るようです。
大卒二年目の年になりますが、大学時代 (神奈川工科大) はほとんど出場機会がなく、1年目である昨季も87イニングを投げるものの、防御率 4.72 と良いとはいえませんでしたが、2年目の今季は、防御率2.38 と躍進しました。投球回は 106, 奪三振が 103 で、四死球は 34、K/BB が 3 ぐらいとなります。
このように、今年一年の伸びもかなり著しいため、このまま右肩上がりの成長曲線を続けるのであれば、プロでも面白い存在になれるのではないかと思います。先述のとおりアンダースローという希少性もあることから、指名してくる球団はあるのではないかと思います。

[参考サイトのすごいやつ]

今回の記事には主に以下のWebページを参考にさせていただきました☺️🙇
誠にありがとうございました!四国の成績表は見てるだけで楽しいです。

四国独立様:https://data.iblj.co.jp/stats/2023/pitching
ドラフトレポート様:https://draft-repo.com/
一級速報様:https://baseball.omyutech.com/teamTop.action?teamId=31129


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