[ドラフト2023] 東都一部 投手成績レビュー 第2節終了段階 [宝庫]
超ハイレベルな投手が集う今年の東都大学野球リーグ！
各大学にドラフトの目玉候補の投手を、それも複数枚抱える、NPBすら羨みそうな大学ばかりなのです😤 ドラフト界隈の沼にハマっている連中にとって涎が出るほど楽しいリーグ、それが東都でございます。🤤
そんなわけで気が早いですが、成績を軽くみていきたいと思います。
規定投球回に至っている投手の成績はこちら!
[ドラフト候補レビュー]
成績と、先日 9/18 に候補選手たちをみてきたのでそれも併せて簡単にコメント！
西館 勇陽 投手 (中央大)
圧巻の K/BB 32!!、脅威の WHIP 0.42!!!
山場となる青学戦を済ませていてこの成績です！🎉🎉🎉🥳
今季は本当にフルで活躍して、とんでもなく安定しています。春先はやや調子を崩していたのが嘘のよう。一躍、再度ドラフト競合クラス、目玉候補にランクインした感じがあります。
先日球場で見た時は、外の出し入れが非常に絶妙で、インコースへのスライダー？カット？が綺麗に決まり、打者がのけぞるような見逃しも何度も見られました。
青学との試合では連投で最後抑えとして出た時に多少打たれまして、防御率を落としていますが、それ以外は完璧でした。このあと後半にかけて流石にK/BBやWHIPは落としてくるとは思いますが、それでもお見事！
奪三振は24回で32個！最強青学からも7回10奪三振。最強青学との試合結果はプロでもある程度やれることの試金石にもなりますので、この結果は西館（中央）推しの皆様を安心させたのではないでしょうか！？
細野 晴希 投手 (東洋大)
初戦はインフルエンザで回避され、2節目も1戦目は4回だけ投げて降板、昨日の3戦目でようやく8回を投げて徐々に復調してきました。ストレートはまだ戻り切っておらず、150が最速かな？と思います。
ただそれ以外は割といつも通り。
変化球は曲がり幅が大きく、ストレートも140後半は常時普通に記録してきます。悪いなりに抑えられています。四死球が多いのもいつも通り😂
なお四死球が多いと良く指摘されますが、これまた多くの方が言う通り、全然請求が定まらない系ではないので、そこまで大きく懸念するほどでもないのかなと思います。明かなボールとはっきりする球も確かにちょいちょいくるので、その点はプロだと厳しいマウンドになることも増えるかもしれませんが、もっている武器をプロにアジャストできればやはり無双できる選手だと思います。
下村海翔投手 (青学大)
今秋は、常廣投手を抑えて青山学院の1戦目のローテを務める下村投手！
やはりめちゃくちゃいい投手ですね。フォークやカットは打者も非常に打ちづらそうにしています。ストレートも常時140後半で投げ込んできますのでそれと混ぜられるとなかなか厳しいですね。
ただ今節は思いのほか四死球が多いのと(29回で9つ)、勝負どころで1-2点失ってしまうケースがあるので、素晴らしい投球をしているものの、防御率1.53 と頑張りに比して悪化しています。（それでもすごいですが）
調子が悪いというわけでもなさそうなので、過度な心配は無用かと思います。ご覧の通り投球回が最多の 29 イニングなので、多少アラが出るイニングが他の投手より多くて当然です。今後も期待です。
にしても今秋も無双すると目された青山学院がかなり苦戦しています。結果として2節目までにどちらも3戦目にもつれこみ、下村投手もたくさん先発しなくてはならない状況が続いてます。疲労がたまらなきゃいいのですが。。
草加 勝 投手 (亜細亜大)
亜細亜大学の大エース様。
真っ直ぐの平均も高く、変化球の精度も見事です。先日の 9/18の試合では、150キロも何度か記録して、他のドラフト候補のその日の最高休息と比較しても上の方でした。
ただ、亜細亜大さんは草加投手登板の時はあまり継投をしません。18日の試合も9回完投寸前、昨日は7回とかなり球数が嵩んでいます。その結果後半にやや打たれて成績を崩しやすい傾向はあるかと思います。
その点は他の投手よりも差し引いて考える必要はあると思います。プロでは最初は６−7回目標で投げると思われますが、そのイニング数ならもっと出力をあげて投球できるのではないでしょうか。
なお彼は、春は71イニングも投げたタフネスだけに過度な心配はしていませんがやや疲労は気になりますね。
武内 夏暉 投手(国学院大)
防御率は1点台（これでも7位）、WHIPは1を切り 0.92, K/BBも 3.2 と本当に安定した投手です。山場となる青学戦を済ませてすでにこれを記録しているのは見事な一言。
青学との1戦目は6回で2点取られて敗戦投手となりましたが、3戦目では2回からロングリリーフして6回無失点、本当に見事でした！
私は1戦目を拝見しましたが、本当に「再現性の高い」投球をする投手だなという印象を受けました。噂通りコントロールが良く、ストレートの速度もほとんど148キロでばらつきなし。どの球種でも簡単にストライクをとってきます。
圧倒的なウィニングショットこそないので、三振の数はそう増えてこないですが、やはり四死球が少ないために、K/BBが高い水準を保てています。（何かウィニングショット欲しい。。スライダーの曲り幅は良いとは思うのだけど。。）
常廣 羽也斗 投手 (青学大)
防御率こそ規定到達者内でまさかの最下位、そして2敗していますが、見せる投球の威力は「っぱ常廣よ」となる投手。
今季はリリーフを務めることが多いのですが、多くのピンチを救ってきています。リリーフだと火力も抜群で、ほとんどの投球機会でその日の全チーム最速の球速を出してきます。18日は平均で150前半のMax155キロでした！暴力的・支配的な投球でしたねw
もちろん他の候補も1イニング限定ならそこそこの球速を出してくるかもしれませんが、彼ほどの出力は簡単には出ないでしょう。ドラ１競合と言われるのは伊達じゃないなと思わされました。
ただ、結果として出てくるものだけをみたら、やっぱり少し調子は悪いのかな🤨となる成績。防御率3点台、BB率4.4個とやや荒れ気味。リリーフだからコントロールよりも出力を上げて圧倒することを選んでいるのかな？とは思いますが、、少し気にはなりました。まあこのあと成績を持ち直してくるとは思いますが。
以上がいわゆる目玉とされる選手たちの投球レビュー
ここからは下級生や、志望届提出者などの簡単なレビュー
[その他投手]
岩崎投手 (東洋大)
ご存じ、2019年、履正社優勝時の胴上げ投手。
まさか防御率1位の 1.20 、K/BB 2位の4.00 なんて言う素晴らしい成績になるとは！
細野投手に続く2戦目がやや懸念されていましたが、蓋を開けてみると細野投手よりも数字上は安定した投球を見せています。
野澤投手、一條投手らも頑張っています！（あとは島田投手が見たいのですが。。まだ見れていません）
市川投手 (日大)
今春から日大のエースを務めます市川投手！
秋も抜群の安定感で、防御率は2位の 1.47 となっています。
ただ私が現地で見た感じでは、圧倒していると言うよりはうまく打たせている感じでした。18日も最速は 140前半だったと思います。フォアボールもそれなりに出していて、18イニングで6個、つまりBB率が3となります。
素晴らしい投手であることには間違いないものの、4年生らと比較するとまだ伸び代はある状況と思います。まあまだ2年生ですから！立派なことに変わりはありません。
石田投手 (中央大)
中央大の開幕投手はこの人でした。下級生時から何度も投げていましたが、この秋非常に出来上がりが良いようです。コントロールもよく17イニングで3つ、K/BBは4と素晴らしい安定感。志望届も提出し、指名に向けて猛アピール中。
坂口投手 (國學院大)
この秋はリリーフで何回か投げたと言う感じ。２戦目の先発として圧倒な投球がまたみたい😭 個人的な来年のドラフト上位筆頭がこの人！
昨日のマリンでの投球は春よりも制球が定まってない感じもしまして、コンディションが良くない説もちらほら見ました。無理せず、いい時の坂口投手をまた見たいです。
特別枠：西館投手（2部：専修大学）
特別に2部から専修大学の西館投手。
去年のロッテ1位の菊池投手と昨年に双璧を組んだ投手。
春も抜群の成績でしたが、この秋もすでに5登板、3完投、32イニング、37奪三振、10四死球（ちょっと意外）と専修大学を支えに支えまくっています。
最速何キロかは掴めませんでしたが、春は等々力で152キロ投げたところは拝見しました。スライダーやフォークが良い素晴らしいピッチャーです。彼も上位で指名があっても全然不思議ではない投手です。
あとがき：このような素晴らしい投手たちを1日に全部観れるのは東都だけです！ぜひ球場へ！
来年からは
この投手たちを一堂に見れたとか、なんて贅沢なんだ！！
って言われること間違い無いですよ🙌
アマチュアなので、プロとちがってチケットも取りやすい、値段も安い、座席は好きなところ座り放題（流石に特等席は平日でもあまり取れませんが）なんて言う贅沢ができますよ🤤
お気に入りのチームに入らな興味ない！ってのもわからなくはないですが、贔屓チーム入る前の大学時代の彼らを観ておくのもいかがですか？
ご興味あれば、残りの日程を東都様のHPから貼っておきますw
平日しかないのが残念ですが、ぜひ都合が合えば1度はご覧いただきたいです。
以上でございます。
お疲れ様でした🙌
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