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自己紹介です。(2022.5.7 更新)

自己紹介


名前:小川 健太朗 (おがわ けんたろう)
出身:1984年 東京都生まれ (現在は福岡と東京で活動中)
職種:家具デザイナー
所属:Sideroll Furniture(サイドロール ファニチャー) 代表

オリジナル家具ブランド「Sideroll Furniture」の
チェア、ラウンジチェア、ソファ、テーブル、ストレージなどの
デザイン、設計、開発を行い、運営をしています。

2021.5.1  SIDEROLL FURNITURE  スタート

https://sideroll-furniture.com

※オーダー家具や商品調達、コーディネート業も行っています。

経歴

大学を卒業後、家具メーカーに就職。(15年勤務)
営業、現場、企画、開発を経て独立。

Product

- Brew Chair -

Brew Chair (ブリューチェア)はシートとバックがセパレートタイプのダイニングチェアです。 Brewing (ブリューウィング)とはビールやコーヒーを淹れると言う意味があり、このチェアを利⽤してゆっくりと快適に過ごしてもらいたい、そんな想いからBrew (ブリュー)と名付けました。 ⾝体にフィットするシートとバックも優しい曲線になっているので、⻑時間座っていても疲れにくい設計を意識しています。 ほど良い抜け感もあり、圧迫感を与えず空間に馴染みやすい点も特徴の1つです。細部にも拘りがあり、⼿が触れる部分の⾓を丸くする事で使う⼈の事を考えた優しい作りになっています。
https://sideroll-furniture.com/products/detail/10
Idea sketch

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IMAGE 2 (個人宅)
IMAGE 3 (某 CAFE)

- Noti Table-

       Noti Table (ノーティテーブル)はシンプルな4人用のダイニングテーブルです。Not tired(ノット タイアード)の意味である「 飽きない」をコンセプトにデザインを考えました。 シンプルな作りの中にも拘りがあり、木脚と幕板の接合部に目地を入れる装飾、手が触れる部分は角を丸くし、直線的なデザインの中にもところどころR加工を施す事で「優しさ」を感じられるように意識しました。 サイズもコンパクトで扱いやすく、狭いスペースにも向いています。 天板トップには「リノリウム」という亜麻仁油を原材料とした表面材を使っています。エコ素材であり、最終的には土に還ります。                                         マットな質感のライトグレーのカラーが落ち着いた印象を与えます。
https://sideroll-furniture.com/products/detail/28
Idea sketch

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IMAEG 2 (CAFE)
IMAGE 3 (OFFICE)


- Favo Shelf -

             Favo Shelf(ファボ シェルフ)   Favo=ファボは「Favorite」=フェイバリットの略語です。 「お気に入り」という意味です。 天板が三枚あり、それぞれに荷物を置く事ができます。 ナラの無垢材を使い、自然な雰囲気があるのも特徴の一つです。 簡単に組立ができるように設計、デザインを考えましたので移動も簡単です。 (屋外対応ではありませんのでご注意ください) 正面から見ると金物が八の字になっていることで安定性も良く、木とスチールの相性も抜群です。
https://sideroll-furniture.com/products/detail/32
Idea sketch

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IMAGE 2 (個人宅)
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 ORIGINAL ORDER PRODUCT 

個人、店舗、様々なお客さまからヒアリングした内容に対して、
オリジナルでデザイン、設計、製造を行っています。
また既製品にアレンジを加える「セミオーダー」も行い、
イメージした空間作りをサポートします。

ORIGINAL SOFA BENCH
ORIGINAL HEAD BOARD
ORIGINAL BENCH SEAT + CAFE TABLE

MATERIAL

DOMESTIC WOOD (国産木材)

家具の主材である木材は、北海道産のナラ材を使用しています。サイドロール ファニチャーは、率先して国産材推奨の取組みを行なっています。 森林が国土の2/3を占める日本の中でも、北海道産の木材はとても丈夫で長持ちする材料として知られています。特に広葉樹が多く生息していて、極寒の地で育った樹木は家具には最適です。実際に家具の材料として使用できるまでには約1〜2年ほどの歳月を要します。 最初の工程は山や森に生えている木を伐採する事から始まります。国有林という国(林野庁)で管理された地域から計画的に実行され、時期は11月〜4月の極寒の時期に行われますが、これは木を切り倒した際に雪が緩衝材の役割を果たし、木を傷めずに採取できるという重要な理由があります。 その後、丸太の状態で保管してからサイズ別に仕分けをして、特殊な機械で樹脂を削り取る作業を行います。そして実際に使用する厚みに製材し、そこから1年〜1年半かけて自然乾燥させた後、最後に人工乾燥を行いようやく販売ができます。木材の中にある水分を一定の含水率に調整することで、狂いのない上質な材料に仕上がります。ひとつの木材が出来がるまでにはこれだけの時間と労力がかかります。 サイドロール ファニチャーは、生産者の方達と顔を合わせ、生産の工程を確認し、トレーサビリティを行い、上質な材料を選定/使用することで、高品質で長期の使用に耐えうる丈夫なプロダクトを作っています。また、木材を少しでも無駄にしないために、余った端材を使い子供用のおもちゃを製作しています。 このような循環型の仕組みを作る事で、人にも環境にも優しい家具作りを目指しております。

UPCYCLE FABRIC (生地)

チェアやソファで利用している生地にもサイドロール ファニチャーならでは拘りがあります。 当初、自然素材であるコットンやリネンなどの生地を選定しようと考え、サンプルを集めていましたが、耐久性や防汚性の面で長期の使用に耐えられるのかという懸念がありました。自然素材の良い点は風合いや手触りなどがありますが、しかしその反面色褪せや汚れに弱いなどの弱点もあるのが事実です。 世界各国のファブリックメーカーからサンプルを取り寄せましたが、なかなかコンセプトに合う素材は見つかりませんでした。そこで考え方を改め、再利用/アップサイクル生地を中心に情報を巡らせて探したところ、1つの生地を見つけることができました。それはベルギーに本社を構える「TERMOLST社」(テルモルスト社)のMONGO(マンゴー)という生地でした。 「地球環境・人体への影響に配慮した新しい防汚素材を作る」をテーマに開発された「VIVALIFE」(ビバライフ)はTERMOLST社の新技術により開発された画期的な素材を使用したシリーズです。MONGOに使われているハーモラン繊維は汚れに強い素材でありながら、防汚加工溶剤に含まれるPFC化学物質を使用していません。また、アップサイクル素材を使用しているため100%リサイクル可能です。そして糸の生産や染色の工程で水を使用しないため多くの水を節水しています。すべての生産工程をベルギーの自社工場で行っており、環境保護、地球環境の持続可能性を促進し、二酸化炭素排出の削減に努めています。 VIVALIFEのすべての布地はエコテックス(Oekotex)認証を受けています。エコテックスは日本の安全基準をはるかに超える350種類以上の有害物質を対象とした世界最高水準の安全な製品の証明であり、生産に携わる人や環境への負荷にも配慮したサステイナブルな工場の認証など、繊維ビジネスにおける世界共通の証です。 サイドロール ファニチャーとして、安全で汚れにくい生地を使い、皆さまのLife Styleをサポートします。

OSMO OIL(自然塗料)

木材の風合いを保つために、塗装はとても重要です。 ドイツに本社を構える「OSMO & EDEL社」(オスモ アンド エーデル社)のオスモカラーは優れた塗料です。 主に植物油(ひまわり油、大豆油、あざみ油)と植物性のワックスからできた自然塗料です。その最大の特徴は「木の呼吸」を妨げないところです。ウレタン塗料のように表面に塗膜を張るのではなく、内部に深く浸透する事によって木本来の調節機能を発揮させ、四季を通じて心地よく健やかな住空間づくりに貢献します。化学物質を一切含まず、食品と同レベルの高い安全性を誇るから、小さいお子様のいるご家庭でも安心して使用できます。木の心地良さを存分に引き出す、人と自然に優しい塗料です。 人や環境に優しい理由として、オスモカラーには有害な化学物質、シンナーを含みません。自然の植物油の中でもひまわり油が採れるひまわりに代表される植物は、再生にそれほどの手間がかからない環境持続性のある原料です。さらに植物は成長過程において、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収します。また、植物油からできたオスモカラーは合成樹脂塗料と違ってマイクロプラスチックゴミの原因にはなりません。これらの環境に対する取り組みは、オスモ社のISO14001の継続取得によって証明されています。 特に子供の家具、おもちゃには最適で、EN71(ヨーロッパ玩具安全基準)、DIN53160(ドイツ工業規格唾液溶解テスト)に合格しているため、赤ちゃんの口に触れても安全です。塗装後の汚れにも強く、ビール、お茶、水などのシミにも対応可能で、浸透性の塗料のためメンテナンス(重ね塗りなど)を行えば長く快適に利用頂けます。

Furniture Linoleum (表面材)

一部の商品の表面材には「Furniture Linoleum」(ファニチャー リノリウム)を採用しました。 理由として、高いデザイン性と機能性を兼ね揃えた材料という点、豊富なカラーバリエーション、そしてマットな質感があり、最終的には土に還る素材というのが決め手でした。「Forbo」(フォルボ)というスイスに本社を構え、オランダを中心に製品開発を行なっている企業の製品です。 亜麻仁油を主原料とした天然素材から製造されており、主に家具、机天板用のリノリウムです。 原料の天然の効果でA型インフルエンザウィルスに対する抗ウイルス性が認められてます(24時間後にウィルスが不活化)。柔らかい質感と表情で、オリジナル家具、デザイナー家具、そして椅子などに多く採用されております。キャビネットやドアの表層材として使用されることもあります。 天然の原材料として、亜麻仁油、ロジン(松脂)、木粉、石灰粉、天然色素などの天然の原材料から造られています。使用後、そのまま廃棄しても生物分解され土に還ります。製造から廃棄に至る全ての段階において環境に配慮した材料です。


最後に

家具の本場である北欧の国の1つ、デンマークでは「Siderolle」= 副次的な役割という意味を持っています。主役は生活をする人々、そしてその一番の脇役として近くで支える存在でありたい。そんな想いを社名に込めました。

私達にとっては「クライアント」も「サプライヤー」も同じくらい大切な存在です。「サイド」は「横のつながり」を重視し、「ロール」は人や環境が循環していく仕組みを目指す意味もあります。

私は15年以上、インテリア業界で働いてきました。昨今では大量生産された安価な家具が、作られては捨てられ、作られては捨てられを繰り返しています。そのような問題を目の当たりにし、「本当にこのやり方が正しいのか」という疑問が常に頭をよぎっていました。

デザイナーでもある私自身の願いは「上質な製品を長く使って頂く」ことです。

現代社会に於いてもこの思想は必要不可欠だと考え、この思想を基に新たに
「サイドロール ファニチャー」を立ち上げました。

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