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靴磨きのマイスターは、人生の磨き方まで教えてくれた #MIGAK

今日は仕事終わりに、
靴磨きの道具を買いに、
銀座の東急ハンズへ。

なにやら靴磨きマイスターなる方がいるそうで、
ちょうど写真にのっている方がレジにいたので、
声をかけてみた。


数言話してわかった。
このマイスター、
かなりの職人気質である。


「いつメンテナンスしたら良いですか?」
という僕の質問に対し、

その質問自体が間違っているのです。
皮をみて、触れて、ああ、乾いているな
それを感じ取れるようにならなければいけません。」


ネットにあるような
かんたんなHow-toなど教えてくれない。
"Don't think, Feel."の世界観を
マイスターは真正面から説いてくる。


「豚毛ブラシ(クリームを塗り込むため)
はもっているんですけど
馬毛ブラシ(ホコリを払うため)は
買う必要ありますか?」と聞くと、

「絶対いります。
ブラシで毎日ホコリを払うこと
こそが、一番のメンテナンスですから。
クリームなんていうのは、二の次です。」



一言一言しびれるのだ。



最後にマイスターに言われた言葉。

「道具のせいにしてはいけません。
今持っている道具でできることを、
やってみてください。
その中で何度もやることで、
だんだんとわかってくると思います。」


これ、まさに人生の磨き方。

もしマイスターに興味が湧いたら、
銀座の東急ハンズに行ってみてね。

あとがき(翌朝加筆)

昨日の記事に書き忘れたおじさんの名言
おじさんは靴をピカピカに磨くのが嫌いらしい。
「生きている牛がピカピカ光りますか?」
これもSNSで見栄っ張りな人間にもいえるかも。