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【解説】全米16位SVBの破綻、日本でいうとどれくらいの規模の銀行なの?

スタートアップ界隈で話題の
SVB(シリコンバレーバンク)の破綻。
規模は全米16位、総資産は28兆円だったらしい。

それにつづいて、
全米29位、総資産1103億ドル(約14兆円)の
シグネチャー銀行も破綻。


16位、29位って日本だとどれくらい?


決算情報プラットフォームStrainerによると

日本の銀行、総資産TOP3は、
三菱UFJ(373兆円)、
三井住友(257兆円)、
みずほ(237兆円)である。

それでは、16位は?
16位は西日本フィナンシャルホールディングス(13兆円)である。

皆さん知ってる?
イマイチ僕はピンとこなかった。
九州の有名な地銀グループらしい。


ピンとこない人のために
ほぼおなじ規模の銀行を並べると、
北洋銀行(北海道、13兆円)、
八十二銀行(長野県、13兆円)、
京都銀行(京都府、12兆円)
等が挙げられるらしい。


僕の地元は北海道なんだけど、
北洋銀行は北海道で一番大きな銀行だから
それが倒産するとおもうとびっくりしてしまう。

ちなみに日本の29位は、
滋賀銀行(7兆円)である。
もちろん滋賀で一番大きな銀行。

ちなみにSVBの総資産、
28兆円にいちばん近い日本の銀行は、
ふくおかフィナンシャルグループの29兆円だ。

日本で一番大きな地銀グループである。

そもそも銀行ってなぜ破綻するの?


銀行が破綻する理由は、シンプルである。

それは、みんなが一斉に
預けていたお金を引き出すからである。

銀行はみんなが預けた現金を
いつも律儀にもっていてくれるわけではない。

その現金をつかって
株とかより儲かりそうなものを購入して、
お金を増やそうとしている。

だから急にお金を引き出されると
現金が足りなくなってしまうのだ。


預金はすべて米国政府が保証


今回の破綻、日本にいても
あまりに突然でびっくりしたが

実際の預金者からすれば
まさにパニックだろう。

ただ、今回の破産による預金は
すべて米国政府が保証してくれるらしい。

リーマンショックのような
影響が起きないことをただ祈ります!