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20歳、前歯が欠けた話


前歯が欠けるっていうのは
いわば勲章なんです。

それはボクサーが
顔面パンチを食らって欠けたり、

ラガーがタックルを
全身で受け止めて欠けたり、

美しい行為の代償として
語られるべきもののはずです。


私の前歯が欠けた理由、

それは深夜0時過ぎ、
渋谷での大学の飲み会の帰り、
吉祥寺駅から寮へ、
友達と帰る時でした。


私たちの住んでいた
東京大学三鷹寮は
(通称:三鷹プリズン)

最寄り駅の吉祥寺から
徒歩で1時間、
自転車で25分という僻地にあり、
終バスは23時半でした。

僕「バス、もう終わってるやん」
友「俺は自転車あるよ」
僕「俺朝バスで来たからないわ」
友「まじか、じゃチャリの後ろのってく?」
僕「めちゃ助かるわ〜」


友達の自転車の後ろの荷台に
ベロンベロンに酔っ払った
僕がまたがりまして


三鷹寮まで、レッツ、GO!!!
と吉祥寺の夜空に叫ぶと、

同じくベロンベロンになった友達が
ヨロンヨロンとペダルをこぎ始めました。

座るだけでもよろけそうなのに、
酔っ払いが運転する自転車の後ろだと
なおさらグラングランしました。

やばい、落っこちる

と思った瞬間、

50mも進まないところで
パトロール中の警官の人に

止まりなさ〜い!

と道の前を塞がれまして、

友達が急ブレーキをかけました。

すると後ろに座ってた私は
つんのめる形で頭から転びまして、


前歯が欠けました。


くだらなすぎる理由で。



幸い、少しの欠けで済んだのですが、
私の前歯は詰め物でできています。


私が得た教訓、

自転車だからって、
ゼッタイ飲酒運転するな!


です。

警察官の方が止めていなかったら
一般の方にぶつかっていたかも知れず
若気の至りで許される話ではありません!



この他にも大学生の頃は
もう一つ警察官の方に
お世話になった話があるのですが
会社の評判を落とさないように
また時期をおいて今度書きます。。。