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真夜中奥多摩冒険譚


昨日の夜、
ご飯を食べ終わって19時半。


彼女とこの後何しようね、
と話していると

星が見たい!

ということになりました。


星空予報をみて、
東京都の西の果て、
奥多摩町を目指して
カレコのカーシェアで出ることに!

ちなみに夜中のカレコは割安ですよ!


ただ星を見るだけではつまらないので
カップラーメンでも食べられるようにと

キャンプチェアやテーブル
やかん、コンロも持ちました。

カレコの駐車場まで
えっさほいさと
彼女と夜逃げのように
荷物を運びます。


私の家から奥多摩までは下道で3時間弱。
夜9時に出ても着くのは12時ごろです。


長い旅が始まりました。

初めの2時間は
都心を抜けて、
新青梅街道という道を
通っていきます。


奥多摩に近づくにつれて、
温度は少しずつ下がり始めました。


奥多摩町に入りかけたところ、
異変に気づきます。


あれ、雨降ってない?

そうです、
星を見るはずだったのに、
空が完全に雲で覆われてしまいました。


しまったなあ。

それでも、
ここまできたのならと
奥多摩の山奥を車でずんずん進みます。


実は奥多摩に来るのはこれが初めて。

小さな集落とトンネルが
交互にあります。
人気はほとんどありません。

奥多摩の入り口には
1kmほどある、
ピカピカLEDの
新しいトンネルがありました。

しかし奥に進むとだんだん、

古いオレンジ色の電球のトンネル、

暗い緑白色の電球が、
真上に一列並んだトンネルと

不気味さを増していきます。


そして目指していた湖の
駐車場の近くのトンネルは

ゴツゴツの岩肌が剥き出しで
まるで鍾乳洞の中をくぐっているよう。

そうこうしながら、
12時ごろやっと目的地の
湖の駐車場に到着。


したのですが、、


道の駅のような明るい
駐車場を想定していたら


街灯が一つもない!!!

駐車場には
人気のないトラックと車が
1台ずつ。


ここで降りるのは
怖いからやめようと彼女。


駐車場で綺麗に
大回りのUターンをして
再びトンネル街道を下りました。



私としては、星も見れず
椅子に座って、チルもできず
未練たらたらです。


なんとか、カップラーメンだけは
この寒い奥多摩で食べたい!


そう思いながら降ること10分、

セブンイレブンを見つけました!

どうやら東京最西端のセブンらしいです。


この駐車場に車を止めて、
お湯をもらって
カップ麺をすすりました。


真夜中12時半の
中本ラーメンは胃袋にしみます。

ずるっずるっと
黙々とすすっていると、
白い小雨がゆっくりと降ってきました。


あ、これ、雨じゃない、雪だ。


あわてて車の外から、
助手席で仮眠している彼女をおこします。


お互い北海道が地元だから
雪は見慣れているはずなのに
なんか心が躍りました。


家に着いたのは午前3時。
小さな冒険になりました。







ガリガリくん


朝起きたら彼女に、
「Noteの終わり方変だったよ」
と言われました。


最後に「ガリガリくん」

とだけ書き残していました。

車の中でガリガリくんの歌を歌っていたので、
そのことを書こうとした名残です笑