「コミット」と「アカウンタビリティー」

結果にコミットする。「コミット」は確約するや約束する、引き受ける、積極的に関わるなどの意味で使われる。アメリカ社会では、責任を伴う確約という意味で使われるらしい。

「アカウンタビリティ」は説明責任や説明義務の意味で使われる。アメリカ社会では、”結果に対する説明と責任”として使われている。日本社会では、説明と責任の”説明”の部分だけが取り上げられ使われている。話しただけでは、アカウンタビリティにはなり得ない。

我々のような凡夫(おバカちゃん)は、ミスるとすぐ他人のせいや外的な環境のせいにして、自分の非を簡単には認めようとしない。外的要因はコントロールが効かない。他人も同じ。自分の考え方もなかなか変わらない。受け入れ難いこともあるが、モノの見方を変えて見ることは比較的容易だ。他者の弱点や欠点を批判的な目で見るのは止め、偏見的な目で見てはいないかと疑ってみる。あるいは、外的な刺激に対して自分がどう反応するかを選択する自由を得る努力を試みる。結果は自分が選択した通りの結果にしかならない。刺激に闇雲に反応してしまっていては、理性的とは言えない。そう、反応と行動は自分でコントロールできるのだ。

この考え方ができれば、怒りの感情に応用するとアンガーマネジメントそのもの。自分の反応と行動くらいしか自分で制御できないから。

結果に責任を持つ覚悟ができたならば、今日の失敗は新しい学びとチャレンジに変えることができる。諦めなければ…。未来には手を加えることはできないけれど、過去は考え方次第で変えられる。”あの失敗は必要な失敗だった”と塗り替えられる。

結果にはコミットし続けよう。そうすればコミットできる。

「どうせダメ」「でも…」「とりあえず」「まぁ」「一応」を口にするはやめよう。

介護の業界は、一つのサービスを1日1回しただけでは結果はでないから、ずっといつでも高いサービスを提供し続ける必要がある。介護・看護職員、営業担当者の意識や行動の質を底上げし、いいサービスにまとめ上げなければならない。コミットはし続けた方がいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?