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読書レビュー「Cプログラミング以前」
本書を読む目的・きっかけ
仕事ではCOBOLやJavaを使用しているため、本来は読む必要がないのだが、本屋でパラパラと内容を見たところ、C言語に限らない内容のようだったので購入。
ご存じのとおり、C言語は組み込み開発などで使用される低水準言語と言われており、ハードについて詳しくなりたければC言語をやるべきと言われている。
恥ずかしながら、私はハードの知識はほとんどないので、これを機に勉強したかったと考えていたことと、応用情報技術者試験の対策も兼ねて読んでおこうと思い、購入した。
読書感想
結論から書くと、「全員読んどけ」レベルの良書だと断言できる。
基本的にはプログラムがハードの上でどのように動いているかを平易に解説しており、小難しいハードの知識がなくとも読み進めていける。
ただ、だからと言って内容が易しいということはなく、C言語云々ではなく、プログラマがおさえておくべき、内容が丁寧に書かれている。
特にメモリがプログラムをどのように扱っているかという箇所は、C言語を使わない人も頭に入れておかなくてはならない事項のため、熟読して理解する必要がある。個人的にはプログラムでよくお見かけする「a = a + 1」について、そもそも、なぜこう書く必要があるのかなんて、気にしたこともなかったが、この本を読んでレジスタと密接に関係していたという話を聞いた時は感動すら覚えた。
そういった意味でも、レジスタやメモリについて書かれている第5章のハードとプログラムの関係を長々と説明した章は何度も読んで体で理解できるようにする必要があると思う。
また、著者は大学で学生にC言語を教えていることもあり、どのようにプログラムを勉強していけばいいか、どういったことに気をつけるべきかということについても書いているため、参考になる。
特に「ソースコードを音読する。」という勉強法は、今までに聞いたことがないため、かなり面食らった。しかし、よく考えてみると、プログラム特有の記号については、読み方などがスッと口から出るようでなければプログラムの上達はおぼつかないというのは、その通りだと感じてしまった。
実践すること
読んでみて、ハードとプログラムの関係が改めて理解できたと思う。
ここからはひたすらプログラムを書いていくだけだが、それ以外にもう1つ実践していきたいことがある。
それはソースの音読だ。今までプログラムを声に出して読むとか考えたことすらなかったが、読み方がわからなければ書けるようになどならないという筆者の主張は至極当たり前のなのだが、私自身、プログラムを音読したことがない人は、基本に立ち返る意味でもソースの音読を実施
した方が良いと思おう。
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