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十五鬼神

十五鬼神 十五鬼神図巻
 子供が生まれるとき、また子供が育っていく間にとりついて危害を加えるという十五の鬼神。
 密教でいう童子経法密教で、金剛童子を本尊として子供の病気や災厄を除き、また安産のために祈祷する修法に現れる。
 祀ることで悪神から善神に変わり、子供を守護するという。

名前 姿 とりつかれるとどうなるか

1 彌酬迦   牛に似て、目が回ってくらくらする
2 彌迦王   獅子に似て、食べ物を吐く
3 審陀    鳩魔羅天に似て、肩を動かす
4 阿波悉魔羅 狐に似て、口から泡を吹きだす
5 牟致迩   猿に似て、拳が開かなくなる
6 魔致迦   羅刹女に似て、自分の舌を噛んでしまう
7 閻繭迦   馬に似ており、泣き笑いが激しく、疳が強くなる
8 迦彌尼   人の女に似ており、女の足にべたべたするようになる
9 梨波域   犬に似た姿で、様々な幻を見せる
10 富多那  猪に似た姿で、眠っている最中怖がって夜泣きをさせる
11 曼多難提 子猫に似た姿で、眠っている最中に泣いたり、笑ったりする
12 金究力尼 烏に似た姿で、乳を吸わなくなる
13 健託波尼 鶏に似た姿で、喉が悪くなって声がでなくなる
14 降怯曼茶 梟に似た姿で、熱を出し、下痢をする
15 藍婆 蛇に似た姿で、しばしばしゃっくりがでて、息が苦しくなる



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