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人魚の森

人魚の森 滅び行く伝説口碑を索ねて
 宮城県桃生郡に人形の森と呼ばれるところがあった。これは人魚の森が変化したものという。
 付近は現在は付近は干拓され、田圃となっている。
 さらに以前は入海となっており、舟が行き交っていた。その舟を襲う、人魚がおり、主として知られていた。

 領主は退治しようとしたが、勝てなかった。それを聞いた諸国の領主も協力し、戦のような騒ぎになったが、人魚は逃れた。

 ある時、異国の勇者が訪れ、組み付いて、生け捕りにしてしまった。その引き揚げた場所は人魚の森と呼ばれた。

 その後、勇者は人魚を生国に持ち帰った。領主の前に晒された人魚は最後の力を振り絞り火炎を吐き出し、城は燃え尽きたという。


 

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