もう一つの清水寺
もう一つの清水寺 ふるさと加東の伝説・伝承
法道仙人はチベットから中国、朝鮮を経て日本に飛来したという。
鉄の宝鉢を持っていたことから、空鉢仙人とも呼ばれ、各地に話を残している。牛頭天王と一緒に来たという話もあるくらいである。
そんな播州丹波摂津三国の境の峰で仙人が祈っていると、自然と峰が裂け、土の中から大石が出現して、その石に「南無観世音菩薩」と刻まれていた。
仙人は喜び、この大石を元通りに埋めて、観音霊験の地とした。
しかし、山上で水がなかったので法道仙人が水神に祈って霊泉が湧出したことから清水寺という。
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