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白蛇の少女

白蛇の少女 日向の伝説 
 恒久神社の夏祭には神幸のある区域には、毒蛇が一匹もいないという。

 かつては、このあたりは毒蛇が多く、人々は難儀していた。
 ある頃から蛇が減り始めて、人々は嬉しく思いながらも不思議がった。

 ある農夫が夢でまだ幼い巫女を見た。
「近頃毒蛇が減ったでしょう。それは私が噛み殺したのです」
 農夫が不思議に思うと
「私は今はこんな姿ですが、本当は白蛇なのです。もし、私を祀ってくれれば、この村の守護神となりましょう」
 
 農夫は夢から醒めた。あの神々しい姿のことが頭から離れず、村人に話した。
 毒蛇が減っていることに感謝していた村人は神社を作った。それが恒久神社である。
 今でも白蛇の少女は約束を守っており、毒蛇はいないのである。
 


宮巡 ~神主さんが作る宮崎県の神社紹介サイト~ | 恒久神社(つねひさじんじゃ)

https://m-shinsei.jp/m_shrine/%E6%81%92%E4%B9%85%E7%A5%9E%E7%A4%BE%EF%BC%88%E3%81%A4%E3%81%AD%E3%81%B2%E3%81%95%E3%81%98%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%83%EF%BC%89/…

現在ではこの話は神社には残っていないようで。それでも彼女は守ってるのかもしれないですね


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