自宅に篭り続けるなら、趣味はポッドキャストがお勧め

ポッドキャストで、友人たちとWEBラジオ制作を始めた。
10年くらい前にも一度やっていたのだけど、久しぶりに挑戦してみると、昔は感じなかった感覚や、時代の変化の発見もあった。
ステイホームで外に出られない日でも楽しめる趣味としていいかもしれない。

・きっかけ

自粛。自宅作業。ステイホーム。
そんな非日常が始まって、1日の大半を家で過ごすようになってから、そろそろ2ヶ月。
人間、置かれた環境のなかにメリットを見つけたいと思うもので、新しい趣味でも始めたくなった。

内に篭りがちな日々の添え物としたいので、どうせ始めるなら

「習慣的にアウトプットできるもの」
「誰かとコミュニケーションできるもの」
「お金がかからないもの」
「気軽にできて、あんまり頑張らなくてもいいもの」

っていう要素を満たしているもの無いかなーと思っていた矢先のある日。

友人のトビーとPC版のLINEで会話をしていた。(自宅作業になってからは、時間に融通効くため、数時間話すこともあった)
その日は、ちょうどアニメ「TIGER&BUNNY」(略称:タイバニ)の2期制作の発表があった日だった。
トビーと「どういうスターティング設定だったら『タイバニ』2期がワクワクするか」という議論を重ねていた。
僕はライトノベルの編集をしていて、トビーはウェブコンテンツのディレクターをやってたのもあり、ストーリー作りは本業に関わるところもあって話が弾む弾む。
っていう会話をしていた時に、「あれ、こういう会話って音声で残していたら、あとから聞いたときに面白いんじゃね?」という考えがふと持ち上がった。

それで思い至ったのが、ポッドキャスト。

「習慣的なアウトプット」→定期更新ができる
「誰かとコミュニケーション」→複数の喋り手で制作できる
「お金がかからない」→必要なのはパソコンとマイクくらい
「気軽にできて、あんまり頑張らなくていい」→動画に比べれば、労力はかからない

全部クリアしてる趣味じゃないですか!

ということで、一緒に話していたトビーと、昔いっしょに美少女ゲームを作っていた笠井さんを誘って、3人でウェブラジオを10年ぶりくらいに始めたのでした。

・使用アプリ「Anchor」

とにかく労力をかけたくない!
喋るのはいいんだけど、編集が面倒でこれまで何度もウェブラジオ番組を潰している身としてはここは大事。

音声編集ソフトのLogic Proを持っているので、Skypeかなにかで3人を繋いで、録音して、BGMのフリー音源を集めて……みたいなことができればいいんだけど、これは割と大変。
なので、この辺りウェブラジオの録音や編集に特化したアプリとか無いものか……と探すことに。

その結果、たどり着いた先がアメリカ発のポッドキャスト制作・配信サービスの「Anchor」だった。
ブラウザはもちろんのこと、iPhone、iPadそれぞれにアプリも配信されている。

画像1

「radiotalk」や「voicy」に比べて、国内であまり告知を行なっていないこのアプリ。(ただし、アプリの日本語はされている)

最初は「ちょっと触ってみるか」くらいの気持ちでダウンロードしたのだけど、これはすごかった。
何がすごいかって、とにかくポッドキャストを始める上で、上に書いたような面倒な部分をすべてこのアプリ内で済ませられるようになっている。

まず録音ができる。それをトリミングして継ぎ接ぎができる。
さらにフリーのBGMやジングルが揃っており、それをボタン一つで取り付けることができる。
さらにすごいのは、このアプリでは、誰かがホストとして録音を開始していれば、他の「Anchor」ユーザーと繋げて複数パーソナリティによるラジオも作成っできるのですよ。

複数人でラジオをやるために、チマチマと準備が必要だったことが簡単に済ませられる。本当にいろんなウェブサービスが出てきたものだなー!

もちろん、自由度という意味ではLogicなどのDAWソフトで編集した方が良いこともある。例えば声の一部にエコーをかけたりすることはできない。だから番組タイトルとか、コーナータイトルも、それっぽく叫んでいるけど、編集できなくて、ちょっと間抜けな感じになってしまった。
とはいえ、そこはある程度使っていって、このアプリに合うような番組構成を考えていけば良いだけなので、そこまで大きなデメリットというわけでもない。

さらに編集が終わって、配信をしたら自動的にSpotify、Google、Appleなんかのポッドキャストサービスに登録もしてくれるらしい。至れり尽くせり。
(ただし、登録に時間がかかるらしくて、Appleなんかはまだ登録されておらず。1ヶ月くらいかかるらしい)

このサービスを使用して、しばらくWEBラジオやってみます。

・そして、実際に収録・配信

プライベートでは、実に5年ぶりにやるウェブラジオ。

タイトルは「まだやれる30代ラジオ」
喋り手が20代のころ一緒に作品制作をしていて、それがいつの間にやら、体力も落ち始める全員30代前半になったというノスタルジックな思いとか。
それでいて今回ポッドキャストを始めたように、この年齢になっても、なにか新しいこと始めたいよね。

なんていう思いがあって、「30代という微妙な年齢から、始められる趣味を探そう」というコンセプトを設定。

いやー、しかし。仕事ではたびたびネット番組の司会や進行もやっていたので、プライベートだったら肩の力抜いて、気軽に喋れるかなーと思ったら、案外そういうわけでもなく。

まー、つまる。噛む。話が止まる。

あれこんなに喋りってむずかしかったっけ。
そういや、昔からそんなに喋りは得意ではなかったなーと思いつつも、やっぱり大体30分という枠組みを決めて、制作するラジオはとてもワクワクするもんで。

それは、僕がラジオが元々好きだということももちろんあるのだけど。
ただ、それに加えてここ最近の自粛生活の中で、あんまり人とコミュニケーションを取ることもできず、喋りたい欲だったり、なんでもいいから発信したい欲だったり。

ポッドキャストは、ウェブラジオは、そういうものを満たしてくれる。

いうて、たくさんの人が聴いてくれるなんてことは期待してないんだけど。
かといって、誰にも聴かれないのも寂しいし、これを聴いた人が1人でも反応してくれて、これが交流のきっかけになったらいいなと思って始めてます。

もしお時間がありましたら。
ながらでも、全然聴けるラジオですので、ぜひぜひ聴いてみてくださいませ。

「まだやれる30代ラジオ」
https://anchor.fm/u3061u304fu308au3093/episodes/0-30-edj2eo

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