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TikTokで最大1.2億再生のメガヒットコンテンツを生み出した「Buzz Magician Shin シン」さんが指南する、エフェクト活用と活動を継続する心構え

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TikTokでは、クリエイターの育成やコミュニティ強化のために、日頃からさまざまな支援をしています。その一環として10月4日からスタートしたのが、日本独自のクリエイター支援プログラム「TikTok Japan Creator Academy」。クリエイター100組を対象に、3ヶ月間で総額約3000万円の動画制作支援金を提供。さらに、本プログラムの参加者同士やトップクリエイターとの交流を通じて、動画制作に関するアドバイスやノウハウを共有していきます。

今回は、プログラムの一環として11月8日に開催した参加クリエイター限定のオンラインセミナー「TikTokのエフェクトを使いこなそう」の模様をレポートします。今回の講師である、「Buzz Magician Shin シン(@magicianshin)」さんに、TikTokエフェクトの効果的な使い方や、クリエイターが投稿を続けていく上で気をつけたいモチベーションの保ち方などを教えてもらいました。

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Buzz Magician Shin シン(@magicianshin)さん

Buzz Magician Shin シン(以下:Magician Shin)さんは、TikTokのフォロワー数が720万人を超えるプロマジシャン。ラスベガスが好きで、同じく世界的なマジシャンのランス・バートンや、シルク・ドゥ・ソレイユの「KA」などに憧れ、マジックの道を志したMagician Shinさん。「世界一バズるエンターテインメントを作る」ことを目標に日々活動をする中で、リアルなステージやイベントと並行して、TikTokやYouTubeなどの各種プラットフォームを使いこなしています。

Appleストア前での路上パフォーマンスでTikTokの可能性に気づく

最初に、本セミナーの目的として「みなさんのやる気と投稿意欲に火をつける」ことを挙げたMagician Shinさん。これまでの活動歴と共に、投稿を継続してアカウントを伸ばすために意識していることを明かしてくれました。
 
Magician Shinさんが最初にバズって一世を風靡したのは、まだTikTokが誕生していない2010年5月28日。iPadの発売日にAppleストア銀座の前で路上パフォーマンスを披露した動画が、YouTube上で累計400万再生を超える大ヒットを記録し、一躍注目の的に。「笑っていいとも!」や「CNN」など、国内外のメディアに多数出演し、文化庁メディア芸術祭文部科学大臣奨励賞など、数々の賞を受賞しました。
 
その後、2018年11月7日にAppleストア表参道前で、iPad Pro発売日に合わせて、再び路上パフォーマンスを実施。このときTikTokにも動画をアップしたところ他のプラットフォームと比較して、10倍以上のスピードで再生回数が増加し、120万再生を記録。多くの人に見られやすいことや「いいね」等のエンゲージメントが高いことから、クリエイターとしてTikTokの可能性に気づき、軸足を移していったそうです。

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2018年11月7日に投稿した動画がバズってTikTokの可能性に気づいたそう

「狂気スマイル」の動画で1.2億回再生 2週間でフォロワーが380万人増加

Magician Shinさん最大のメガヒットコンテンツである「狂気スマイル」のエフェクトを使ってマジックをする動画は、現在までに1.2億再生を突破。今では、トップクリエイターの一人ですが、そこまでの道のりは決して平坦ではなかったとのこと。2018年11月7日に、Appleストア表参道前でパフォーマンスをした動画を初投稿してからフォロワー10万人までは順調に伸びたものの、その後は20万人程度で伸び悩み、2019年ごろから一年ほど、数十パターンの動画を毎日投稿するなど、ひたすら試行錯誤を続けました。すると、2020年8月28日に投稿した狂気スマイルの動画でフォロワー数が激増。20万人からわずか2週間で400万フォロワーまで増加し、現在に至ります。

その過程を受けてMagician Shinさんは、情報を仕入れた上で伸びた動画の仮説を立てながら、継続して投稿をすることが非常に重要だと実感したとのこと。「そうすればいつか伸びる運命の日が来るかもしれないし、来ないかもしれませんが、TikTokなどのプラットフォームで勝負をするためにはこれをひたすら続けることが大切だと思っています」と話しました。

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伸びるためには色々試行錯誤しながら継続することが大切とMagician Shinさんはアドバイス

1.2億回再生を叩き出せた理由の仮説を立てる

狂気エフェクトの動画が1.2億回再生を叩き出せた理由について、Magician Shinさんは、「TikTok公式の見解ではなくあくまで自分の見立てなので、参考にする場合は注意してください」と前置きした上で、「meme」「音源」「エフェクト」の3つの要素を挙げました。まず「meme」について。もともと狂気エフェクトの動画は、ロシアのクリエイターが投稿していたバズ動画からヒントを得たとのこと。その後、景井ひなさんなど日本のトップクリエイターにも流れてきたタイミングで、Magician Shinさんは、バズった理由について仮説を立て、自分の武器であるマジックをベースにアレンジした動画を投稿したそうです。
※memeとはネット上でユーザーがマネとアレンジを重ねて楽しみながら広がっていくコンテンツのこと。

また、「音源」については、特定の音源やテンポで投稿した動画が一度バズると、再度バズりやすいという仮説を立てていたそう。狂気エフェクトは4本構成の動画で、伸びに伸びた1.2億回再生の動画は同様のフレームを何本か投稿して、その4本目にあげたものでした。最後の「エフェクト」については、TikTokの機能であるエフェクトから流行っているものをチョイスすることで、伸びやすい感覚があると、Magician Shinさんは話しました。

まずは「GreenScreen」からエフェクトを試してみよう

「エフェクトを効果的に使うことはコンテンツのエンゲージメントを伸ばすひとつの要素になると思います」と話すMagician Shinさん。
 
「まずは、2000種類以上あるエフェクトから自分のコンテンツに合ったものを探してみてください。『タイムワイプ』など、顔を出さなくても成立するエフェクトもたくさんあります。また、他のユーザーが使っていて面白いと思うエフェクトがあったらセーブをしましょう」とアドバイス。

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GreenScreenは初心者・上級者問わず気軽に使えるエフェクトだ

エフェクトに合わせるオススメの楽曲についても、どれを使えばいいかわからないときは、タグから「Hot」を選ぶと自動的に付与されます。また、「エフェクトが初めてで何を使えばいいか分からない人は、初心者から上級者までオススメのエフェクトで、自分の背景を置き換えてくれる「GreenScreen」をとりあえず使ってみましょう」と話しました。
 
GreenScreenについては、TikTokが用意している背景もありますが、他のユーザーコンテンツを引用する手もあります。バズっているコンテンツに自分を登場させるような合成動画を見かけることも多いと思いますが、「動画のワンシーンに自分をラフに合成することで独特の味が出ます」と話しました。また、GreenScreenを使うことで、カメラロールの映像や写真を背景にして、動画を撮影することも可能です。

活動を続ける上で、気をつけてほしいこと

最後にTikTokで活躍するクリエイターに向けてアドバイスを送ったMagician Shinさん。「あまり再生数やいいねに捉われすぎると自分を見失ってしまうので、自分がやりたいことをやってください」と話します。また、「無理をしすぎないことも重要」とMagician Shinさん。無理のないスケジュールと投稿回数を設定した上で、習慣化しましょうと話します。Magician Shinさんは投稿の時間割を決めしまっているそうです。さらに、フォロワー数が増えてくると誹謗中傷やネガティブなコメントも少なからず発生しますが、自分が悪くない限りはあまり気にしないことも長く続ける上では大切だと話しました。
 
今回は、「TikTokのエフェクトを使いこなそう」をテーマにMagician Shinさんにアドバイスをいただきました。エフェクト以外にも継続して活動するためのクリエイターの心構えなども教えてくれたMagician Shinさん。新しいことを初めてみたい人や最近伸び悩んでいるクリエイターの方は、ぜひ参考にしてみてください。TikTokでは今後も「TikTok Japan Creator Academy」を通じて、未来のトップクリエイターを育成していきます。これからも開催したイベントの模様は随時noteで共有していきますので、どうぞお楽しみに!

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