【魚38】魚卵①

本日は食べ物としての魚卵をテーマとする。
ご飯のお供や子持ちの魚、おかずの種類についてリストアップし、食べ方について書いてみた。


ご飯のお供

そのままご飯に乗せて、おにぎり、お茶漬け…その他ご飯意外に合う魚卵料理はなんだろうか。

たらこ

マダラ、スケトウダラの卵の塩漬け。
焼きたらこ、たらこスパゲティ、タラモサラダ、たらこの玉子焼き、スプレッド。焼いてもそのままでも合えても美味しい、万能な魚卵。

明太子・辛子明太子

ふくやの創業者川原俊夫さんが生み出した商品。スケトウダラのことを朝鮮語で明太(ミョンテ)、その子供で明太子と名付けられた。
ふくやの商品に、めんたいマヨ、チーズソース、魚介と和えたものが販売されている。

いくら

鮭の卵で、筋子の卵巣膜を取り除いたもの。生筋子を買って自作もできるが、アニサキスに注意する必要がある。
はらこ飯、パスタ、カナッペなど。三陸海宝漬にはめかぶ、いくら、アワビが入っていて、まさに海の宝が詰まった商品が販売されている。
北海道には鮭やマスの切り身といくらを漬けて凍らせたルイベ漬がある。アイヌ民族の料理がルーツだそうだ。

筋子(すじこ)

鮭の卵をばらさず、卵膜に包まれたまま塩漬けしたもの。
ご飯以外で食べる方法はあるのかと調べたら、青森津軽の地方では納豆の上に筋子をのせた「筋子納豆」を見つけた。太宰治も食べていたとのこと。
北海道では豆腐の味噌汁に筋子を入れた「筋子汁」や石狩鍋にも筋子が入っているようだ。。一度は食べてみたい。
ますこの筋子もある。

ますこ

鱒の卵で、いくらより小さめ。

とびこ

トビウオの卵。回転寿司の軍艦や手巻き寿司に。プチプチしていて美味しい。サラダに和える食べ方もある。
島根県の郷土料理に、アゴの子の旨煮(トビウオをアゴ)

子持ちの魚

ししゃも

普段目にするのはカラフトシシャモ。北海道南部の一部でしか獲れないのが本物と呼ばれるししゃもだ。

干物やフライ、南蛮漬け、フリッター。また、上記の北海道ぎょれんさんのページには、ししゃも香り揚げオレンジソースというおしゃれなレシピが掲載されている。

ハタハタ

卵の弾力が強く、ぶちんぶちんと弾ける。卵の間にねばりがある。秋田ではしょっつる鍋、ハタハタ寿司(なれ寿司)に。焼き、田楽、煮付けとある。山形には茹でて醤油と大根おろしで食べる湯上げがある。シンプルだ。

カレイ

小さく、さらさらとした卵。煮付けで、子持ちだと嬉しい。
郷土料理では宮城のナメタガレイの煮付け、鳥取のアカガレイの子まぶり(アカガレイの刺身に茹でた卵をまぶす)がある。

おわりに

筋子と暖かい汁の組み合わせは想像つかないが、魚卵の食べ方で悩んでいる方の参考になれば幸い。探しきれていない郷土料理もまだあるはずだ。
第二弾へ続く。


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