【魚19】シン・シーフードカレー

※素人の料理写真があります。苦手な方はお戻りになるなど対策願います。

初めて食べたシーフードカレーは給食だ。
給食のカレーは具が細かく、家とは違う味わいで好きだ。シーフードカレーはどうも慣れない。
家では年に一度作るか作らないかだと思う。用意するものはシーフードミックス。
というか、魚テーマを考えていた時に気づいてしまった。

“シーフードカレー、魚入っていない説”


あまりの恐ろしさに、目次に突入した。

シーフードミックスの内容

  • エビ

  • カニ

  • イカ

  • ホタテ

  • アサリ

  • ムール貝

  • 他タコや貝類

シーフードカレーで検索すると出るわ出るわ、予想通り無脊椎動物が出てくる。

魚をなくして海を語るカレーでいいのだろうか

ならば、私はこうしよう。魚だけのシーフードカレー…
“シン・シーフードカレー”を作ろう。とな。
では、早速調理しよう。

シン・シーフードカレーのレシピ

【材料】

  • スパイスたち

  • ニンニク

  • 生姜

  • 玉ねぎ

  • 人参

  • ジャガイモ

  • 魚(今回はサンマ、目抜き、タラ)

サンマについては以下の記事で捌いたものだ。

①スパイスを煎る/魚出汁を取る

材料をフライパンに入れ、コールドスタートで行う

【スパイスの準備】
油、スパイス、ニンニク、玉ねぎをフライパンに入れ、弱火で香りを出しながら、炒める

【魚出汁の準備】
①魚に塩と酒をふり、しばらく放置
②魚を水で洗い、お湯をかけて臭みをとる
③水を張った鍋に生姜とサンマの頭と骨を入れる
④弱火で煮る

魚たちをフライパンに加える

【カレーの形にする】
①フライパンに魚を加え、弱火で炒める
 この時、しばしば適当に魚から骨を取る。

カレー粉を加える

②少し火が通ってきたら、カレー粉を加え、炒める

魚出汁を入れる

③出汁を入れ、サンマの骨と頭を取り外す
 出汁は水の量が多いからか、薄く感じ、生臭さはないが魚の匂いはする。

すり下ろしたジャガイモ

③とろみを付けるためにすったジャガイモを加える
カレールーを入れないため。一個分を入れたが、量を減らしてもよかった。
④塩を加えて、味を見る
完成
 
※写真がないのは、魚の身が崩れ、見た目が悪くなった。

いただきます

サフランライス…ではなく白飯にカレーを盛り付けて早速食べよう。
カレーの香りが強めだが、魚の香りと味もほのかにしている。
普段肉カレーに食べなれているので、魚のあっさりさと、身の柔らかさから不思議な感じもする。
そう、食感だ。今回、ジャガイモはすり下ろし、人参は火の通りを早くしたかったので薄切りにした。具の食感は柔らかいものばかりで、噛み締めるものがなかった。
また、ジャガイモも、半分すり下ろしで、半分具としてが良いかもしれない。ツルっとしたとろみは片栗粉に近く、柔らかさしかない今回は更に気になる要因だ。

脊椎動物によるシーフードカレーとは味は違う。
こちらは脳裏に魚が泳ぎだす。
そういえば、あちら側に入っているシーフードミックスは歯ごたえのあるものばかりだから、食感は向こうに軍配が上がった。味は、まあ、引き分けだろう…。一度レストランやお店のシーフードカレーも食べてみたい。

おわりに

あまりにも生臭いものだったらカレールーを入れる予定だったが、スパイスとカレー粉で出来たことにひとまず達成感を感じた。
書き終わってからレシピサイトを見たら、同じようにアラから出汁を取ったものや、魚も合わせているレシピもあった。白身魚が良く出てくる。
シーフードミックスの場合、かたくならないように最後に加える方法、魚は揚げや蒸しで調理されていたり、すり下ろし玉ねぎなど勉強になる。
シーフードとバターは相性も良さそう。
プリプリのむきエビやボイルした生ホタテは見た目の豪華さが増している。

魚を使う点で気を付けたいところは、骨だ。今回使用した赤魚はアラの部分なので、慎重に食べる必要がある。
半分ずつ冷凍してあるので、今度は別の料理に使おうと思う。

シンガポールでは、魚の頭を煮込むフィッシュヘッドカレーが有名。本場インドの南方部では魚一匹を使ったメニューもありますし、日本でもシーフードカレーはすっかりおなじみですよね。

おいしくて簡単ヘルシー、いま、注目の魚介カレー|Fish Kitchen|ニッスイ

上記を見て、そもそも魚を使ったカレーがあることに、自分の狭さを知ってしまった。インドカレーは日本のお店でしか食べたことがないが、あまり具が入っていない印象。
検索するとアラや魚が丸ごと入ったカレーが出てくる。頭も、イワシのような小さい魚ではなく、迫力のある大きな魚の頭だ。歯すらも見えている。
これがオオカミウオだったら恐怖すらも覚えるのではないだろうか。

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