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楽しい事は覚えてる

社会の変化の中で“難題“に直面

 かつては何でもなかったことも、状況変化を受けて、大きな課題となってくる。それが、容易に対応できるモノであれば良いのですが、なかなかの難題(なんだい)であることもあります。難(なん)は、たやすく処理できない、苦しみ、災い、なじるetc.のこと。また、題(だい)は、解決を求められている事、思考の中心に置かれている事柄etc.の意味があります。即ち、難題(なんだい)とは、苦しみを感ずるほどに解決が難しい事柄を指しています。

如何に克服するかは、知恵と地道な努力の積み重ねがカギ

 過去を振り返ると、乗り越えることがとても困難だと感じた事が、人生の節目節目にあるのではないでしょうか。ただ、大抵の場合、親に支えられていた時期は、困難の大半は親が背負ってくれた気がします。本当に苦しいのは自立し、親を支える立場になってからでしょう。

 仕事上の課題は、立場や環境が変わればそれに伴って付いてきますが、人は皆、生きて行くために、必死で立ち向かい解決しようとします。私も、いろいろ頑張りました。振り返れば、今まで生きて来た中で、一番困難を感じたのは、人に頼れない個人的な課題に立ち向かった時。ただ、そうした難しい課題を、乗り越えてきた時の苦かった記憶は、ボンヤリとした霧の中にあります。

人間の本能として、楽しい事は良く覚えていても、辛い事や苦しい経験は、無意識に忘れようとするのかも知れません。