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コーヒーの産地訪問(長文)

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2018年~2019年にかけてのコーヒー農園訪問時に書いていた日記を公開しています。中米~アフリカまで幅広く扱っていますが平均5000文字の長い記事なのでコーヒーを飲みながらゆっ…
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記事一覧

ホンジュラス、自然あふれるコーヒー農園訪問

今回はグアテマラの東側、ホンジュラスのコーヒー農園への訪問をポストしていきます。 記事は旅行記を中心に、ホンジュラスのコーヒー産業についての説明や、後半ではコーヒーのトレードについても触れていきたいと思います(約6000文字の長文です)。 「ホンジュラスの概要」ホンジュラスを含む中米はマヤ文明の舞台となった地域です。観光資源となる遺産も多く残っており、中でもコパン遺跡は、発掘の際に日本も貢献した世界遺産です。 そんな魅力的な国である一方、世界銀行によると、1日1.9ドル

コスタリカ、設備の整ったコーヒー農園訪問(DOKA)

コスタリカでは首都サンホセを基点にして、アルサシア農園を訪問するとともに、DOKAという農園兼ビジターセンターを訪問しました。その経験を文章にするとともにコーヒーの木の栽培周期についても触れています(約5000文字)。 アルサシア農園からも歩いて行ける距離にあり、私はコーヒー畑の中を一時間程ただただひたすらに歩くことで到着しました。 今回はコーヒーツアーの内容を文章にしていきます。 DOKAは規模の大きい農園で、ハニープロセスで加工された高品質なコーヒーを生産するとともに

エチオピア、コーヒーの原木を求める旅

今回の記事では、コーヒーの起源として伝えられている地域への訪問をポストしていきます(約4000文字)。 現地で写真に納めた樹齢5000年!!の、コーヒーの木も公開いたします!! 樹齢5000年ということは、ティピカ種やブルボン種が伝播する、はるか昔の話になります。 今回はせっかくなので、コーヒーの種の起源についてブルボン、ティピカに分岐する、さらに前の話にも触れていきます。 「ジマとボンガ」エチオピアは、良質のコーヒーの産地として有名なだけでなく、アラビカ種のコーヒーの起

ルワンダ、フイエマウンテンコーヒー訪問

今回はルワンダの南部、フイエマウンテンのコーヒー農園を訪問した際の経験をポストしたいと思います(約5000文字の長文です)。 この記事の中ではコーヒーが飲み物、作物として世界に伝播した歴史にも、少し触れていきます。 歴史に関する部分は、写真等がなくてちょっと退屈かもしれません。。。 でも読み終えたころには、コーヒーの品種についてもっと知りたいと思ってもらえると思います。 「フイエマウンテンコーヒーへのアクセス」 フイエマウンテンコーヒーは、観光客の訪問も積極的に受け入れて

ルワンダのキブ湖周辺のコーヒー協同組合を訪問する

今までグアテマラ、エチオピア、コスタリカとスターバックスと関わりの深い産地をピックアップして記事にしてきました。今回はルワンダのコーヒー協同組合を訪問した際の文章をポストします(約5000文字)。 スターバックスは普段ルワンダのコーヒーは扱っていません。とはいえリザーブ店舗では期間限定でムホンドやムササのお豆を取り扱っています。これはスターバックスがエチオピアやタンザニアだけでなくルワンダにファーマーサポートセンターを有していることも一役買っているのではないでしょうか。

スターバックスのコーヒー農園を訪問

これまでグアテマラのアンティグア、エチオピアのイエルガチェフェへの訪問したときの経験をポストしてきました。今回はコスタリカのアルサシア農園への訪問をポストしたいと思います(約6000文字)。 コスタリカはコーヒーの生産量は多くないものの、経済的な発展度合いが高く、国がコーヒー栽培に関して法律を整備したり、農業に関する中米随一の研究機関があったりと、コーヒーの技術開発をリードしている国です。 スターバックスも通常期間で扱っている豆はありませんが、コーヒーの研究農園を有する重

エチオピアのおもてなし

今回はエチオピアの小農園を訪問したときの経験をポストします(約4000文字)。 現地の日常生活の中で、ごく当たり前にコーヒーが楽しまれている風景と共に文章にしていきます。 また、農園を訪問したときには、コーヒーセレモニーでもてなして頂いたので、そちらも写真と共に文章にしています。 「訪問農園との出会い」 エチオピアのコーヒーの大多数は、小規模の農家にて生産されています。 私はイルガチェフェに到着した後、宿を探しながら街を歩きまわり、コーヒー産業に関係のある人を探し

エチオピアのコーヒー協同組合訪問をしながら現地のコーヒー流通を学ぶ

前回の投稿では、中米のグアテマラ訪問時の情報をシェアさせていただきました。 今回は、アフリカのエチオピアのコーヒー協同組合を訪問したときの日記を、ポストします(約6000文字)。 また今回の記事ではエチオピアのコーヒー産業の概略や、現地への訪問方法、そして農業に関わる組織がコーヒー産業でどんな役割を担っているのかについても、触れていきたいと思います。 「エチオピア概略」エチオピアの首都はアディスアベバです。 アディスアベバは首都にも関わらず標高が2350ⅿもあり、赤道近く

グアテマラ、コーヒー農園での収穫風景

前回の投稿ではグアテマラのアンティグアのAZOTEA農園についての記事を投稿しました。その中でコーヒーを精選する際の水洗式に関して説明をしてきました(約5000文字)。 https://note.com/tik190/n/n5233e648d88d 少しおカタい情報が多かったので、今回はコーヒーに限らずグアテマラ、アンティグアの人々の暮らしや、訪問時に取った写真などにもざっくばらんに触れたいと思います。 またフィラデルフィア農園訪問、その際に絶賛活躍中だったチェリーの収

グアテマラのコーヒー農園、コーヒー博物館訪問

グアテマラやパナマ、ホンジュラスなどの中米は、環太平洋火山の上にある国です(日本もです)。 これらの国では火山性の水はけのよい土地と、適度な標高のもとで、良質なコーヒーの栽培がおこなわれています。 今回はその中でもグアテマラの農園について見ていきたいと思います(約5000文字)。 「グアテマラ」という名前はマヤ・トルテカ語で「木々の土地」を意味しています。 名前の通り緑豊かなグアテマラには、コーヒー産地がいくつもあります。その中でも、アンティグア訪問を記事にします