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日本語でも便利!アクションボタンでChatGPTを呼び出すショートカットを作ってみた
アクションボタンでChatGPTを呼び出したい方に向けての記事です!
予約開始日に注文したiPhone 15 Proがようやく届いたので、アクションボタンを使い倒してやる!と色々と考えた結果、困った時に頼れるChatGPTを呼び出すことに。しかし、既存のChatGPTショートカットでは英語キーボードが出てくるという微妙な使い心地だったので、コツコツと改良してみました。
ショートカットのリンク
使えればいいからとにかくショートカットを共有しろ!というお忙しい方のために、今回作ってみた2種類のショートカットをまず共有します。
Quick ChatGPT
起動するとテキスト入力を求められ、次に進むと結果が表示されるシンプルなショートカットです。完了を押すとさらに続けてテキストを入力でき、会話を続けられます。
Quick ChatGPT 2
基本は上記のQuick ChatGPTと同じ動きですが、最初に処理内容を選択できるバージョンです。デフォルトでは「要約」「翻訳」「自由入力」の3種類を用意しています。「〜を要約してください。」などの命令を省くことができます。
使い方
ChatGPTをインストールする
iOSのChatGPTアプリを利用したショートカットですので、AppStoreからChatGPTアプリを入手しておく必要があります。
アクションボタンに設定する
iPhone 15 ProでアクションボタンにChatGPTを割り当てる場合は、「設定」アプリから「アクションボタン」の設定画面へと入り、このショートカットが呼び出されるよう設定する必要があります。
ショートカットが起動してからの使い方
Quick ChatGPT
ChatGPTにして欲しいことをテキストフィールドに入力
「完了」を押す
回答が表示される
終了する場合は「キャンセル」続ける場合は「完了」を押す
以下繰り返し
なお、出力された回答をコピーしたい場合は、回答部分をタップすることでのビューアが開きます。
Quick ChatGPT 2
「要約」「翻訳」「自由入力」のどれかを選択
ChatGPTにして欲しいことをテキストフィールドに入力(要約・翻訳を選んだ場合は、要約・翻訳対象のテキストのみを貼り付ける。)
以下 Quick ChatGPTと同じ
こちらのバージョンは、最初に「要約」「翻訳」「自由入力」というタスクの種類を選べるようにしました。「以下の文章を要約してください」などの定型文を省略し、要約したい内容だけをコピペすればいいようになっています。
カスタマイズする場合
ショートカットアプリで自分好みにカスタマイズできます。
タスクの選択肢の内容を変更する
Quick ChatGPT 2の最初に選ぶ選択肢には、「要約」「翻訳」「自由入力」を用意していますが、消したり増やしたりできます。
一番上のメニュー項目の内容を自分好みに編集する
既にある選択肢の処理部分にある、「テキスト」と「変数」の項目を、追加された選択肢の処理部分にコピーする
「テキスト」の内容を変更する。選択肢の処理部分にある1つ目の「テキスト」は、ChatGPTに最初に伝えるメッセージです。2つ目の「テキスト」は、選択肢を選んだ後のテキスト入力時に表示するメッセージです。
回答とテキスト入力を同時にする
長い回答になると入力欄が収まらずにエリア外に出てしまうため、今回は採用しませんでしたが、回答とテキスト入力欄を同時に表示することは可能です。
短い回答ばかりで、回答を見ながら入力を繰り返すような場合は、同時に表示した方が便利かもしれません。
「入力を要求」に「続けてのご用件は何ですか?」といったメッセージが入力されているかと思いますが、ここを「回答」変数に設定します。
既に存在する「回答を表示」を削除します。
口調の変更
編集画面に入ると、直接「ご用件は何ですか?」といったメッセージが入力されている部分がありますので、その部分を好きなメッセージに変更してください。
命令を入力してください
こんにちは、何かお困りですか?
我を呼び出したのは貴様か?何の用じゃ。
考えたこと
このショートカットを作るにあたって考えたことをメモしておきます。
Markdown記法の返答に対応する
ChatGPTのデフォルトショートカットの「Ask ChatGPT」では、Markdown記法での返答に対応できておらず、Markdown記法そのまま表示されます。
なので、答えを変数に入れて、マークダウンをリッチテキストに変換する処理を入れました。しかしそのままでは文字コードの関係か文字化けしてしまうので、マークダウン→リッチテキスト→HTML→リッチテキストと変換して正しく文字が表示されるようにしました。
日本語対応
「Ask ChatGPT」では、メッセージが英語だったり、テキスト入力しようとすると英語キーボードが開くという仕様で、日本語で使うには不便でした。なので、テキスト入力や表示の処理を別にすることで日本語対応しました。
チャットを継続する
一度問いかけて終わりではなくて、そのまま会話を続けられるようにするために繰り返し処理をしました。300回のループを設定することで十分に会話を続けられる仕組みになっていますが、もっとスマートな方法があれば教えていただけると幸いです。
おわりに
あまりショートカットを作ることはないので、1時間くらい弄ったことでそれなりに勉強になりましたし、マイコンのブロックプログラムのような感じで簡単に仕組みを作ることができて、正しく動いた時は楽しかったです。
もしカスタマイズでわからないことがあれば、この記事にコメントするか、アクションボタンを長押ししてChatGPTに聞いてみてください!ありがとうございました🐶
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