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強い今こそ丁寧な野球を

2021/4/22 17時45分 東京ドーム ●3-8(讀賣)

東京出張の中、友人とともに今年初の生観戦。ゲートでは事前登録している情報で本人確認と検温・消毒をした上での入場。

座席はもちろん間をあけての配席。かなりゆったりの観戦。満員でないのは寂しい面もあるが観戦環境としては快適。今後は、このような形が定着するのかもしれない。座席の狭い甲子園だと特にその環境差が大きい。

今は従来の座席価格でチケットは売られているが、観客数が少ない分、いずれ1座席の値段を高く設定することになっていくのだろうか?これまでの何割増しの値段までなら、「ゆったり観戦」を庶民は選ぶのだろうか?

(例)

・甲子園 満員の外野指定席(コロナ前):1900円/席

・甲子園 1人で2席使える外野指定席(コロナ後):3800円/席(倍はない?)、3000円/席(こちらを選ぶ人が多い?)、3500円/席(微妙なライン?)

消費者選択・マーケティングとして、どこかの球団で調査していただけるとありがたい。私は3500円でもゆったり観戦を選びます。皆さんはいかがですか?

さて、試合の方は、完敗。表面上はジャイアンツの一発攻勢・パワーに屈した形ですが、ジャイアンツの丁寧な野球を感じた試合でした。

・初回近本選手の二塁打の後、糸原選手の強い一塁ゴロで三進を阻止する守備

・初回岡本選手のタイムリーのあと、香月選手のセンターフライでの岡本選手の三進。その後のレフト前タイムリー(二塁のままだったら2点どまり?)

・二回二死二塁、近本選手の内野安打気味のショートゴロを坂本選手は三塁に送球して二塁走者梅野選手を刺しスリーアウト

など。第2戦を含めてジャイアンツの守備・走塁・継投のキメの細かさの差が出たように思います。

一方、タイガースは、初戦と第2戦の初回までが「打て過ぎた」がために、少し大味な攻め方・バッティングが目立ちました。
例えば、友人と話したのは、初回無死二塁の場面、今年は二番糸原選手での犠牲バントはしていないが、この日に限っては、「連勝ストップ後の初戦。丁寧に1点を先行する」ためにバントもありだったのではと。

大型連勝してましたから致し方ない面もあります。昨年まで力負けをしていた相手ですから、勢いをつけるべく、思いっきりしっかり振っていこうという意思統一もあるのでしょう。シーズン序盤のスタートとしては「思い切りのよい野球」で良かったと思います。

ですが、20試合を経過して貯金を2ケタ持っている。他チームとの力関係もおおむね掴めたここからは、少し「丁寧な野球」を心掛けていく方がよいかなと感じました。シーズン終盤にジャイアンツと競った時のために、です。

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球場にいて感じたことを1つ。北條選手へのファンの応援です。代打で登場したときの拍手は明らかに他の選手よりも大きい。出場機会は少ないが、打ってほしいと願っているファンが多い。そして、見事な2ラン。三塁側・レフト側はこの日一番の盛り上がりでした。ファンに強く愛されている選手の1人だなーと再認識しました。レギュラー争いでは厳しい北條選手ですが、ファンの期待をしっかり受け止めて、良い活躍を続けて欲しい。

だいちゃん


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