見出し画像

佐藤選手3発!!!とパリーグの野球

2021/5/28 17時45分 メットライフ 〇10-7(埼玉西武)

いやー、すごい!びっくり!エグい!の佐藤選手の3発でしたね。センター・レフト・ライトに打ち分けました。フィーバーです。

9回表二死一三塁の場面、打った佐藤選手が大殊勲ですが、そこにパリーグの野球の本質を見たような気がします。同点、ゼロに迎えれば西武は負けはなし、次の打者はロハスJr.選手。誰がみてもバットは振れていない。ギャレット投手の速球だと二死満塁・ロハスJr.とすれば四球以外ではまず点が入らない。セリーグの野球なら、対佐藤選手は四球になってもよいを前提に配球を組み立てるであろうと。もしくは申告敬遠を選ぶチームもあるだろうと思います。

しかし西武の選択は普通の真っ向勝負。しかも2ストライクまでは変化球にかすっていないにもかかわらず、最後の球は高め速球。コントロールミスはありましたが、そもそもボールの変化球の配球だったらどうだったか。

逆転の喜びの一方で、「なんで佐藤選手と勝負するのだろう?」の疑問。しかしまた一方で、「ここで真っ向勝負するところがパリーグの野球だし、そういう力勝負で挑み合うことがパリーグの強さの源なんだろうな」と思いました。

交流戦が始まって、全体的に打ち合いの試合が増えていますね。セリーグ投手を打ち込む打力がパリーグにはある。また、セリーグの打者もパリーグのある意味単純な真っ向勝負で対セリーグの時よりは点が取れる。こんな構図なのかなと感じます。「両リーグの野球の違い」というテーマをもって交流戦を観ていきます。

佐藤選手の3発が目立ちますが、9回同点に持ち込んだ打撃陣も素晴らしかったですね。ロッテ戦からの流れを持ち込んだ嫌ーな展開を自らの力で振り払ってくれました。

梅野選手、久しぶりのヒットよかったです。素直に流しての1本がでたので、これで一気に調子回復する可能性あると見ます。今日土曜日は梅野選手スタメンでいった方が面白いと思います。マルテ選手のつなぎはさすが!あの場面で一番欲しい「一・三塁の継続」になりました。そして、4番・大山選手。5点目の勝ち越し打といい、「ここでタイムリーが欲しい」のところでの綺麗なレフト前ヒットは、「わがチームの4番は頼りになる!」との想いを強くします。やっぱり今年は4番大山・6番佐藤がよいはまり方ですね。

気になるのはロハスJr.選手。打撃もさることながら、守備での動きもいま一つ、いやいま3つくらいにみえます。球際で動けていないのが特に気になります。まだ体が十分に動かない、よって真の実力が出せない状態とみます。使い続ける選択肢もわかりますが、交流戦でその実験・試しをするのは勝敗重視の面からはやや厳しい。ここはしっかり体のキレを戻すことを優先して再調整し、実力発揮できる体調に戻してから交流戦後に再復帰、他のメンバーが疲れてくる頃に助けてもらう、が良いように個人的には思います。矢野監督の選択に少し注目です。

だいちゃん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?