見出し画像

タイガース浮上の重要成功要因(2019/4/11)

2019/4/11 18時 甲子園 ●2-5(横浜)

開幕12戦を終えて5勝7敗となりました。開幕戦・5日の広島戦・火曜日の横浜戦と歓喜の逆転勝ちもありますが、シーズン序盤だからこそ、冷静に星勘定をしますと、普通に試合をしていれば2勝10敗。つまり大不振のカープよりも下の最下位という感じかと。たまたまの勝利は別として、あまりにも力強さのない試合が続いています。ファンの皆さんも同じような気持ちではないでしょうか。


さて、どうしたものかですが、タイガース浮上の重要成功要因は「徹底的に先制点にこだわる」にあると思います。強い打球・一発同点の打球を打てる選手が少ない今、1点でも2点でも先に取られると、なんともいえない重い雰囲気が出ます。逆に、同点~1・2点でもリードの展開だとものすごく軽い空気となります。

にもかかわらず、守備のほころびを含めて簡単に先制点を与える、一方で、序盤はチャラチャラとゼロを並べる、という感じの試合展開が多すぎます。今のタイガースのようなチームだからこそ、先制点にこだわって、ゲームの主導権を握ることに全力を注ぐくらいのゲーム運びが必要ではと思います。まさに重要成功要因(Key Success Factors)です。

今日の試合でいうと、鳥谷選手⇒ナバーロ選手でアウト取れずからはじまって下位打線で簡単に一点取られた時点で黄色信号、2番バッターに2ストライクから押し出し四球を出した時点でジ・エンド、くらいのつもりで試合をする。これくらいの重さです。1回裏の一死二・三塁のチャンスはどんな手を使ってでも先制点をとる、です。そこで1点入っていたら試合展開と雰囲気がガラッと変わっています。エネルギーのかけどころです。

ファンの皆さんも感じています。一応2点差・3点差で一発同点という場面は何度かありましたが、誰も本当にそこでホームランが出るとは思っていません。今の打線の力を含めて、甲子園での戦いはそこまで甘くありません。故に、6回・7回・8回と回が進み、負けているとファンは席を立ってしまっています。わかっているのです(その中で残っているファンの皆さんには頭が下がります。私は今日は7回で席を立ちました(あまりにも寒くて)。残念ながら正解でした)。

画像1

私の少年時代からを含めて、タイガースは「勝ち身が遅い」です。先に2・3点取られて、終盤にちょっと追い上げて、でも結局、「あー惜しかった」と。たまにラッキなー逆転勝ちをして「だからタイガースファンはやめれない」と。

私はこれはなんか違うと思っています。スポーツの良さは、科学的に戦っている中に、たまに起こる非科学的なことに陶酔する、これはありです。ですが、非科学的(勝つための重要成功要因を直視しない)に戦いながら、数字上の可能性(ここでヒットとホームランがN本続いたら同点になる)に期待する、はないと思っています。タイガースファンは本質的には優しいし、我慢強いですから残って応援はしていますが、心の中は「今日もあかんよなー」と思っています。

矢野さんに伝わっているかなー。今のスタンドを支配している空気が。1点・2点先に取られたら、あーあー、今日もあかんかー、って感じです。自分の子供(わがタイガース)の力量は一番ファンがわかっているのです。

まずは恐ろしいほどに試合序盤の先制点を与えない・取るにこだわって欲しいです。その小さなことが出来ないチームに大きなこと(リーグ優勝)はないと思います。

だいちゃん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?