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みんなちがって、みんないる

私は金子みすゞの
「みんなちがってみんないい」
というのがあまり好きではない。

多様性を語る時に軽々しく使われるフレーズだが、「いい」とは誰が決めるのか。

そこに存在すること自体に「いい」や「わるい」があるのか。

人間の多様性でこのフレーズを使う時、では、「いい」と査定されて初めて人権が発生するのか。

私たちは生まれただけで人権を持っている。それは「いい」ことでも「わるい」ことでもなく、科学的に証明できることでもでもなく、私達人類と私達個人が自分で決めた「正義」だ。

正義はキラキラしてもいなければ「優しさ」でも「利他主義」でもなく、「自らに課す義務」。

人権は、厳然と、粛々と、ただそこにある。

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