スペシャリストばかりの経営陣に対する説明

営業力や専門性の高いスキルで経営陣に入った方々は、得意分野に関しては強いが、「経営」に関して順序立てて頭の整理ができる人は少ないです。経営陣で資料を書いて説明する人は少ないです。
 
それは、その方々が悪いのではなく、そのような教育を受けていないからです。
 
資料がかけないと、指導もできないので、部下は教育を受けないまま資料を書くことになります。感覚だけでの判断になることが多いので、経営陣も部下も、戦略を作ろう、中期計画を作ろう、となると互いに疲弊することになります。
 
マネジメント教育がしっかりしている会社は別です。500億円未満の会社で教育体制まで整えるのは、良い人に出会わない限り難しいでしょう。大手企業の子会社なら教育プログラムがあるので、スキルを学ぶ機会があります。
 
今回はそう言ったケースじゃ無い場合の説得ですね。そう言った会社には、コンサルタントが、入っているケースがあります。まず、このコンサルタントには資料の目次を作らせるようにしましょう。
 
コンサルタントはいつも社長の顔色を伺っています。そして、各部門の資料を見て、何がウケてたかウケていなかったかを、直感的に理解しています。
 
なので、どう言った構成であれは、社長が納得するか、感覚は鋭いです。コンサルタントは、あくまでも俯瞰してアドバイスするだけ、と絶対に逃げ回ります。でも、書かせないと資料の骨子ができないので、何から手をつけて良いかわからず、時間だけがすぎるからです。
 
結局資料の構成なんて、好みなんです。
経営陣が望む資料ができれば良いのです。経営陣は何を望んでいるのか?なんの情報が欲しいのか、経営会議を俯瞰してみれるコンサルタントが一番わかっているからです。
 
コンサルタントがいない場合は、俯瞰した立場で参加している役員を捕まえることです。監査役なのかCTOやCFOは良いですね。
 
数字から基づく方向性さえ描くことが出来れば、経営陣は納得するのです。是非トライしてみましょう!

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