「Link!Like!ラブライブ!」の楽曲ジャケットに使われているフォントを調べてみた話 〜DOLLCHESTRA編〜
蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさん、はじめましての方ははじめまして。
はじめましてではない方は今回もありがとうございます。
塩倉丁香と申します。
前回からかなり時間が空いてしまいました。
今回も「Link!Like!ラブライブ!」の楽曲に使われているフォントまとめです。
今回はDOLLCHESTRA編。
引き続き、概要及び注意事項は前回記事と同様になりますので割愛させて頂きます。
なんのこっちゃ、という方は是非前回及び前々回記事をご覧いただけますと幸いです。
ツキマカセ
月の意匠とセンターで別れた白黒の配色が特徴的なツキマカセ。
使用されているフォントは恐らくえれがんと平成明朝。
独特な丸みとセリフ(文字のストロークの先にある飾り部分)が特徴的ですね。
背伸びをして少し大人びた感じと年相応の幼さが同居しているように感じます。
希望的プリズム
「希望的」の部分は紫Aオールド明朝、「プリズム」の部分がニタラゴレラ。
「プリズム」とは光を分散や屈折させるための光学素子でガラスや水晶などの透明な媒質で出来た多面体、特に三角柱が一般的であるそう。
プリズムの文字通りの三角の図形に中央揃えで文字が配置されているからか全体的にかなり安定感があるというか、ドッシリ構えている印象を受けます。
Tragic Drops
あまり自信はありませんが恐らく「TorontoSubway」というフォント。
スタイリッシュでキレイめな印象を全体的に感じます。
青春の輪郭
Ah〜ah〜↑!
使用されているフォントはまきばフォント。
思春期特有の葛藤、自己を強く持つことを歌っている歌詞に違わず荒削りで伸び伸びとしてラフな手書き系のフリーフォントです。
不安定な配置からも文脈を感じる。
パラレルダンサー
使用フォントは縁取りと丸みが特徴的なロゴ丸-pop(FutoLine)。
文字に使用されている効果や「夜」「摩天楼」などの歌詞からネオンサインをイメージしていると見ていいと思います。
ジャケット全体で見ると色味やオブジェクトからレトロフューチャー感やヴェイパーウェイブみを感じます。
曲自体もフューチャーベース感があるので恐らく意識はしている気がする。
Take It Over
おそらく使用されているのは縦に長くシュッとした形が特徴的なBaucher Gothic。
DOLLCHESTRAの英字タイトル曲は個性的というよりかはスタイリッシュなフォントが多い気がする。
「渦」「台風の目」という歌詞を表すような吸い込まれる渦が特徴的なアートワークですね。
飴色
今の季節が旬な曲。
秋と言えば「薩摩芋」「梨」「秋刀魚」「飴色」ですからね。
使用されているのは恐らくARペン行楷書体。
どこかあたたかな手書き風味を感じます。
ラフな形や文字の細さ、手書き風故所々で途切れているストロークで切ない曲ということを表現している気がします。
こうして見るとDOLLCHESTRAのアートワークで暖色系なのはかなり珍しい気がしますね。
KNOT
KNOT。
使用フォントは独特の歪さと正方形に収まるような安定感のある形が共存するメガGRが使われています。
正直、正直あまりフォントに触れられることが無い。
シンプルに曲が強すぎる。(投げ出し)
proof
proofに使用されている、または原型になったフォントは恐らくCyrièle。
同期の「月夜見海月」「ファンファーレ!!!」と比べるとフォント自体の主張は大変落ち着いているけれどシンプルなぶん、フォント周りの配色があまりにも美しすぎる。
◆まとめ
さて、ここまでお付き合い頂き本当にありがとうございました。
今回は「DOLLCHESTRA編」と題してDOLLCHESTRAの楽曲に絞って使用フォントを調べ、自分なりに考察してみました。
前回から日がかなり空いてしまったこともあり、語り口が変わってしまっている部分もあるとは思いますがそこにはなにとぞ目を瞑って頂き…なにとぞなにとぞ。
次回、みらくらぱーく!編でユニット別の記事は一旦終了になります。(サイレントで曲追加等はしていきますが。)
また、「ソロ、シャッフルユニット、カバー楽曲」を全てまとめた記事についても準備がありますので、みらくらぱーく!編と同時並行で目処が立ち次第更新していきたいと思っています。
もしよろしければ次回以降もまたお付き合いください。
それでは。