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Google Apps Scriptを活用した自動化について投稿しています。

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最近の記事

【初心者必見】わかりやすい!オブジェクト指向のイメージが感覚的に掴める解説 〜概念編〜

はじめにプログラミングを学ぶといずれ出会うオブジェクト指向。なかなか理解し難く習得に時間がかかる人も多くいるでしょう。 そこでオブジェクト指向初心者向けに、わかりやすく解説していきます。 解説の対象は概念や考え方です。特定言語での書き方などには触れませんので、言語の壁はありません。また難しい専門用語も使いません。 特に勉強中あるいは解釈に自信がない方、これから勉強を始めたい方にはお勧めします。 他とは違った角度から解説してるので、なんとなーく理解してる方も何か発見がある

    • Googleフォームに定員を簡単に設定する方法

      はじめに以前書いたこちらの記事でGoogleサービスでイベント管理するシステムを紹介しました 見直してみるとコードがだいぶぐちゃぐちゃだったのと、QRコードを生成するAPIが既に終了しており正常に機能しない事がわかりました。 そこで今回はやることは以前と変わらずより使いやすいようにコードを修正してみましたので紹介します。 このシステムで実現できること改めてこのシステムではこの6つができます。 Googleフォームの選択肢に定員を設定できる 申し込まれたら自動で定員を

      • Gemini APIを使ったLINE BOTをGASで作ろう!

        はじめに今回はGoogleが提供する生成AIのGeminiをLINEから利用できるBOTを開発してみました。 LINEは日本人には特に慣れ親しんだインターフェースであり、そこからAIを利用できると非常に便利なため作ってみることにしました。 Gemini以外にもChat-GPTやCopilotなど生成AIは様々存在しますが、現時点ではGeminiのみ無料でAPIが利用できるため、今回はGeminiを選択しました。 コード全容まず、コードの全容を示します。 今回実装した機能は一

        • GASと連携する場合のLINEBOTの作り方

          はじめに今回はLINEBOTの作り方を紹介していきます。 大きくはプロバイダーの作成→チャネルの作成という手順になります。 しかし、プロバイダーは登録時に作成してあれば毎回作る必要はありません。 そこで、本記事に関してはプロバイダーの作成は割愛させていただき、チャネル作成に焦点を当てます。 作り方チャネルを新規作成 任意のプロバイダを選択し、新規チャネル作成を押します チャネル種類の選択 MessagingAPIを選択します チャネル設定 ・チャネル名 ・チャネル

        【初心者必見】わかりやすい!オブジェクト指向のイメージが感覚的に掴める解説 〜概念編〜

          コード量が半減するGAS専用LINEBOTライブラリを公開

          はじめに 今回はGASからLINE Messaging APIを利用するライブラリを作りました。 GASからLINEを利用する際以外とコードが長くなり、複数のプロジェクトで使う場合に非常に面倒です。 そこで直感的に操作できるように二つのライブラリを制作しました。 このライブラリを使えば、コード量が圧倒的に減少します。 メッセージ送信 ライブラリ無し:24行 ライブラリ使用:6行 →コード量75%削減 // ライブラリを使わない場合 const userI

          コード量が半減するGAS専用LINEBOTライブラリを公開

          わかりやすいオブジェクト指向

          はじめにプログラミングを初めてしばらくするとオブジェクト指向という言葉に辿り着く方は多いんじゃないでしょうか? これ結構理解に苦労する方多いと思います。 コードとして表現することよりも、概念の理解で躓いて「まあ書けてはいるから...」と流してる方もいるんじゃないでしょうか。 そこで本記事ではコードとしての表現よりも、概念理解にフォーカスしていきます。 オブジェクト指向とはオブジェクト指向とは「オブジェクトに重きを置いた」という意味で、一種の記述スタイルです。 他にも手

          わかりやすいオブジェクト指向

          Googleフォームでイベント管理

          はじめに今回はQRコードを利用したイベントの管理をしたいと思います。 仕組みプロセスは大きく2つ 1.申し込みの管理 2.イベント当日の出席管理 に分かれます。 【申し込みの管理】 ①フォームから申し込み ②定員を更新 ③QRコードを生成 ④返信用本文を抽出&返信 【イベント当日の出席管理】 ⑤QRコードスキャン ⑥出席記録 それでは早速作っていきます。 手順①フォーム作成質問項目の設定 氏名 参加日時(ラジオボタン、チェックボックスのいずれでも可) ※参加日

          Googleフォームでイベント管理

          Googleスプレッドシートのリストからメールを自動送信する(個別添付ファイル付き)

          はじめに今回はGoogleスプレッドシートのリストから添付ファイルを個別に生成して自動でメールを送る方法をご紹介します。 Googleスプレッドシートで顧客情報を管理している場合もあると思います。100件近くなってくるとメールの送付もそこそこ手間になってきますので、そういった場合にこの方法を使うと非常に便利です。大幅な時間削減になります。 メインはGASを使ったプログラミングになります。 仕組み①顧客リストから明細取得 ②PDF作成してDriveに格納 ③メールに添付して送

          Googleスプレッドシートのリストからメールを自動送信する(個別添付ファイル付き)

          Gmailをスプレッドシートに自動転記

          はじめに今回は受信したGmailの中から特定の件名のみ抽出し、スプレッドシートに必要な内容を転記していきたいと思います。 GmailにWEBサイトのフォームを飛ばし申し込みを受け付ける、あるいはECの購入時にGmailに転送させるなど、何らかの方法でGmailに届いたメールの中から、必要な情報(商品情報や顧客情報など)ログとしてスプレッドシートに蓄積する場合などが該当します。 もし自動化しない場合、毎日○時にチェックして、そこまでで溜まっていた分だけ手動で入れるという方法を

          Gmailをスプレッドシートに自動転記

          GASにおける初回実行時の認証

          GASにおける初回プログラム実行時の認証プロセスを紹介します。 警告画面なので初めて見る時焦って画面を消してしまいそうですが、手順を至って単純なので順を追って説明していきます。 ①アカウントを選択 ②Advancedを押下 ③Goto「プロジェクト名」unsafeを押下 ④スクロールして「Allow」を押下 これでトリガーの設定は完了です。

          GASにおける初回実行時の認証

          Googleフォーム自動返信(※プログラミング不要、コピペでOK)

          はじめに今回はGoogle Formの回答に対して、自動でメールを返信したいと思います。 申し込みフォームとして機能させたい場合など、最終確認の日程やZoomのURLなどをリマインドとしてメールで送りたい場面も多々あると思います。 逐一スプレッドシートやフォームに新たな回答があるか見に行って、あればメールを返信するというのは結構手間が掛かりますし、人数が増えればそれは現実的ではなくなります。 そこでGASを使って自動化していきます。 ※GASとは・・・ Google Ap

          Googleフォーム自動返信(※プログラミング不要、コピペでOK)

          Google Analyticsの情報を毎週自動で収集する

          今回はGoogle Analyticsで収集されている情報を定期的に集計し、特定のSlackのチャンネルに自動的に通知してくれるシステムをご紹介します。 自社でも個人でもHPを保有している場合、アクセス解析などを行うシーンがあると思いますが、その際週間単位でどのぐらいアクセス数に変化があったのかなど、一定スパンで記録をしていくことによって施策に対する変動を追いやすくなります。それを都度GA4にアクセスしてログをダウンロードして所定のExcelやスプレッドシートに収集する部分

          Google Analyticsの情報を毎週自動で収集する

          セグメントメールの効率化

          今回はメールマーケティングの手法であるセグメントメールを、メール配信システムのブラストメールを使ってセグメントメールを活用して効率的に行います。 今回やりたいこと・スプレッドシートのリードリストにメールを送りたい ・興味がある商品(5種類)毎にメールの題材を変えたい ・尚且つ状態(認知だけ or 比較検討中)によっても内容を変えたい これを実現する機能がブラストメールに備わっています。 ブラストメールブラストメールはメール配信システムですがAPIを公開しており、プ

          セグメントメールの効率化

          Chat-GPTとGASを使って名刺管理を自動化する(後編)

          それでは前回の続きから。 前半までの、GoogleスプレッドシートとAppSheetの設定はこちらの記事をご覧ください。 GASの設定いよいよプログラムを書いていきます。 大きく二つの処理をそれぞれ関数としてまとめて、それらを実行する大枠の関数を一つ作ります。こんなイメージです。 では、まず名詞を文字起こしする準備をしていきます。 文字起こしの準備 文字起こしも行程があります。 「AppSheet」から保存された名刺のファイル名を取得する そのファイルを取得する

          Chat-GPTとGASを使って名刺管理を自動化する(後編)

          Chat-GPTとGASで名刺管理を無料で自動化する(前編)

          はじめに今回は名刺を撮影するだけで、会社名と名前とメールアドレスを自動でピックアップしてくれるアプリを完全無料で開発してみました。 きっかけは私が営業職をしている事もあり、一挙に大量の名刺を入手する場合があります。その後すぐメールを送りたいと思った時、全て手入力というのも無理ではありませんが、膨大な時間を要しますし、何よりめんどくさいです。 写真撮るだけで文字起こししてくれるサービスないかな〜と探してみたところあるにはありますが、有償だったりクラウドに画像上げてサービス事

          Chat-GPTとGASで名刺管理を無料で自動化する(前編)

          GASの排他制御について

          今回はGASの排他制御について説明して行きます。 そもそも排他制御とは、「同一資源の共同利用による整合性の破綻」を防ぐための仕組みです。 つまりこれが必要になるのは同じ資源を複数人で使う場面です。 GASではこのようなシーンが想定されます。 Aさんが「関数2」を介してシートを利用 BさんとCさんが「関数3」を介してシートを利用 Dさんは直接シートを利用 このとき、関数2,3に以下のような最後尾に1行追加する処理が設定されている場合、同時に実行されると、正常に反映されず

          GASの排他制御について