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中国で悪質商標出願を代理したら罰金科せられるよ!長津湖事例紹介

面白い事例1つ挙げましょう。
2021年、中国で公開された長津湖と言う映画があります。

「長津湖」商標出願状況

そこで、中国では、当然ながら、「長津湖」と言う商標がいろんな業者によって出願されています。

出願人リスト

このように、色んな方がこの商標を出しています。

今回問題になった出願

そこで、今回取り上げる事例としては、
代理人:厦门市风晓知识产权代理有限公司
出願人:厦门多京猫网络科技有限公司
この7件の悪質出願に対し、
この出願人と代理人にそれぞれ、行政処罰を科せました。
具体的には、
出願人に罰金1000元、
代理人に、出願代理費用1100元と、罰金10000元を科せました。

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まとめ:
(1)中国では他人による悪質商標出願が非常に問題になっている
(2)それを防ぐために、特許庁レベルでも過去、いろんな対策を打って来た
(3)出願人のブラックリストを作ったり、譲渡時に使用実績を出させたり、同じ出願人名義下の多数商標を一括で無効させたり、などなど。。。
(4)但し、今回みたいに、地方の行政機関が、いきなり出願人とその案件を代理した特許事務所まで含めて、行政処罰を科せたのは初めてである。
(5)このような対策を打つことで、悪質出願が減てほしい!
以上。






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