元ビーチバレー選手というキャリアの活かし方
松葉と申しますが、略歴を先に語ります
元ビーチバレープロ選手(ガチプロ)
塾2店舗+酸素カプセルサロン(運営)
GMOグループ(新規事業開発)
創業手帳(コンサル)
ヤフージャパン(PayPay)
ライトアップ(コンサル)
TieUps コミュニティSaaS
というわけでたくさん転職しています。
人事からの依頼を断り続けた男
TieUpsでは社歴も年齢も上から数えた方が早いおじさんです。営業の入社エントリーって需要あるのかな?と思っていました。
「営業って会社エントリーって需要ある?」 「事務所の都合でかけない」 「今、営業が忙しいから」と、断り続けていたんですが、ついに首根っこを掴まれて書くことになりました。
元々プロビーチバレー選手でした。
四人兄弟の末っ子として、兄弟と比べられて育ちました。勉強のできる兄と姉に勝てることを模索していたところ、家族全員がバレーボールをやっていて県大会レベルだったので、
「そうだ、バレーボールで日本一になって見返そう」
ということで中学生からバレーボールを始め、大学生の時にインカレで優勝し日本一になりました。優秀な先輩と後輩に支えられてのことでした。
大学卒業後、地元のパチンコ屋の新規事業で地方創生プロジェクトメンバーとして社会人の第一歩を踏み出そうとしましたが、入社式で社長に「新入社員の皆さんには店長を目指してもらいます!地方を元気に!」と言われ、本当に2日目に辞めました(笑)。
その後、友だちに誘われてビーチバレーの大会にアマチュアで出場し、3位に入賞。そこで
「ビーチバレーならプロになれる!」 「日本一になろう!」 「オリンピックとか出ちゃったらかっこいいよな〜!」
と、大いなる勘違いでプロの道を目指しました。
プロアスリートとしての現実
ビーチバレーはマイナースポーツですが、ちゃんとスポンサー様に支援を受けていました。プロアスリートには個人事業主か社員の二つのタイプがありますが、私は前者でした。
ビーチバレーは賞金があるものの、優勝しても100万円くらい。パートナーと折半、交通費を引いたら、月あたりの収入はごくわずか。そこでスポンサーを見つけるために、スポーツやサプリメントの展示会で営業資料を持って片っ端から営業し、10社ほどのスポンサーを獲得しました。
東日本大震災の年に小さな大会で優勝した際、賞金5万円をそのまま募金箱に寄付したことがメディアに取り上げられ、スポンサー様についてもらうきっかけとなりました。
震災後にデュアルキャリアの選択
アスリートのセカンドキャリアについてよく聞くと思いますが、震災後は大会数も大幅に減ったのでビーチバレーのアスリートとして活動しながら、デュアルキャリアを選びました。マイナースポーツの選手としてスポンサーの支援や賞金だけでは生活できず、他のキャリアも並行して築いていく必要がありました。
引退の決意
大きな大会で優勝したものの結果にムラがあり、リオのオリンピック強化選手の最終選考に落ちたことをきっかけに引退を決意しました。引退を決意した大会で負けた時、観客席を見渡すと先に泣いているファンがたくさんいて、私の姿を見て笑ったり泣いたりしてくれる人がいることに感謝しました。
これからのキャリアを考えた時、夢を支えてくれた方々が困らない社会・世界を作りたいと漠然と考え始めました。
TieUpsとの出会い
Clubhouseが流行っていた頃、SNSでバズっていた「lit.link」の制作代行を副業で行い、「lit.link研究会」を立ち上げSNSで発信していました。TieUpsの公式SNSにも「lit.link研究会って謎のクリエイター集団が現れたぞ!」と投稿してもらえたことが出会いのきっかけでした。
この会社で働きたいと強く思い、コロナ禍でステイホーム中に人材紹介の友人に頼み、TieUpsに転職できるよう逆提案しました。代表の小原と話す中で、彼の夢を語る姿に感銘を受け、アスリートだった頃のDNAが呼び覚まされました。
スポーツで日本一を目指すのとスタートアップのプロダクトの成長が似ている
いきなり全国大会で優勝する素人が登場することってほとんどないと思います。スポーツでは、日々の練習と経験の積み重ねが結果に繋がります。最初は地方大会から始まり、徐々に実力をつけて全国レベルに到達するものです。
スタートアップも同じで、一夜にして成功を収めることはほとんどありません。どれだけ革新的なアイデアを持っていても、競合は常に存在し、上には上がいる状態です。成功するためには、地道な努力と試行錯誤を繰り返しながら、プロダクトを成長させていく必要があります。
私たちが日々直面しているのは、全国大会に挑むようなものです。プロダクトの成長は、まさに一つ一つの試合に勝ち続ける過程と似ています。初めは小さな成功を積み重ね、それを糧にして次のチャレンジに挑む。そして、最後には市場での存在感を確立することが目標です。
スタートアップもひとりでは勝てない
大手企業には人数もいて環境も整っていて潤沢にお金もある状態であることが多く、そことスタートアップが戦おうとすると”少ないチャンス”と”革新的なアイディア”と”少ないリソース”で戦わなくてはなりません。
スポーツで勝つためには、ライバルよりも速く、強くなるための新しい戦術や技術を絶えず探求します。スタートアップにおいても、限られたリソースの中で市場にインパクトを与えるためには、他にはない独自のアイディアやアプローチが求められます。これはまさに、スポーツで培った「常に挑戦する姿勢」が生かされる場面です。
しかし、アイディアだけでは十分ではありません。それを実現するためには、信頼できる仲間と共に目標に向かって協力し、粘り強く努力することが必要です。スポーツチームが一丸となって勝利を目指すように、スタートアップでも各メンバーが自分の役割を全うし、互いに補完し合いながら成長していくことが不可欠です。
大手企業に比べ、スタートアップはしばしば資金もリソースも限られた中で戦わなければなりませんが、それが創造力を引き出し、新たな可能性を切り開く原動力となります。困難な状況に直面した時こそ、スポーツでやり切った経験を活かせるところかもしれません。
勝てるまでやれば勝てるという謎の持論
私は根っからの負けず嫌いでした。負けたまま終わるのが大嫌いなのですが、その場で仕返しをするという考え方ではありません。
試合に勝つには
”強くなる”
”うまくなる”
”賢くなる”
その上で”負ける”必要もあって
そこから大きくチャレンジして”勝てる”ようになります。
負ける必要あるのって思われたかもしれませんが、負けパターンや負け方を改善していくことで勝ち方が見えてくるものです。
そしてTieUpsはいよいよ勝ちに行くといったフェーズに入ってきており、社内の士気も高くなっております。
契約を取るためだけの営業やめませんか?
営業職にとって契約数はとても大事だと思いますが、私にとっては単なる数字のゲームでしかありません。そんなやり方では、お客様との本当の信頼関係は築けないと考えています。私たちの仕事は、契約後に本当の価値を発揮するものだと思っています。
契約を結んだ後こそが、私たちの本当の仕事の始まりです。お客様の期待に応え、その夢を実現するために、私たちは全力でサポートし続けます。サービスが導入されて終わりではなく、その後もお客様と伴走し、共に成功へと導いてお客様の夢を叶える私たちの使命です。
契約後のフォローアップ、問題解決、さらに発展的な提案であったりと、これらはすべて、私たちが目指す「厚みのあるありがとう」をいただくための重要なプロセスです。お客様が目指すゴールを共に達成できたとき、初めて私たちの仕事が評価され、信頼が築かれるのです。
そうした積み重ねこそが、私たちの強みであり、TieUpsの文化そのものです。契約後もお客様に寄り添い続け、共に歩むことで、私たちは本当の意味でお客様の夢を実現するパートナーとなれるのです。
だからこそ、契約を取ることがゴールではなく、その先にあるお客様の成功が私たちの真の目標です。そして、その成功が実現した瞬間にいただく「ありがとう」が、私たちにとっての勝利の証になります。
一人になるな。一緒に勝とう。
一人で頑張る必要はありませんし、一人で勝つ必要性もありません。ただ仲間に任せるんじゃなくて全員で勝ちに行けるならそれが一番ベストだと思っています。
それがTieUpsの精神であり、私がこの会社を心から愛している理由です。だからこそ、私たちは一緒に勝つまでやり抜きます。
まぁ誰と勝負しているのかと言えば、それは競合企業であり、そしてお客様の夢でもあります。競合との戦いにおいて、私たちが心血を注いで築き上げたサービスが認められ、お客様に喜んでいただける瞬間こそ、セールスの最前線にいる私たちが目指すところです。
「いいサービスですね」という評価をいただいた後に、「事例は?」「実績は?」と問われ、それが少ないことでご契約に至らない時がありました。その悔しさは今でも忘れられません。しかし、その経験こそが、私たちをさらに強くし、より多くの「ありがとう」を生み出す原動力となっています。
いろいろ書きましたがまとめます。
「あなたはあと何回熱くなれますか?」
スポーツと違うところは直接点数を取り合ったり勝敗を競うものではありません。
それでもクライアントを通じて、競合企業(ライバル)との力の差を感じることは少なくありません。
正直に話すと、私たちは今日までにライバルに500回以上ボコボコに負けて来ました。
なんで私が諦めないのかというと、折れないやつが強くて最後まで、立ってるやつが勝者であるということをたぶんTieUpsの中で誰よりもわかってるからだと思います。
一緒に負けて、一緒に勝利を噛み締めるれる仲間がいるってこれ以上幸せなことはないですよ。
TieUpsの仲間になりたいと思ってくれた方は下記リンクより採用サイトをぜひご覧ください!
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