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友達よりも周りの評価よりも大事なこと -湯神くんには友達がいない-


今日も暑かったですねー。


湯神くんには友達がいない


ぼっち最高!お一人様コメディーの決定版
転校生・綿貫ちひろの隣の席の湯神くんは、ちょっと…というか、すごく変わってます。野球部のエースでありながら、野球部に溶け込んでないし、クラスでもなんとな~く浮いた存在…そんな湯神くんは、いつだって一人を満喫しています。
新感覚お一人様コメディー開幕です!!

SHOGAKUKAN COMIC 湯神くんには友達がいない1 内容紹介より


「友達は必要ない」と言い切りそれを貫き続けた男の子と、それに振り回される女の子を中心としたお話です。
特に大きな事件が起こるわけでもなく、高校生の日常を中心に描いていますが、登場人物が主人公?を筆頭に(良い意味で)癖のあるキャラばかりなので楽しく読めます。
個人的には男の子が野球部のエースという立場なのに、野球の話はあまりメインにならないあたりとか新鮮で面白かったです。


「自分を大切にする」ということをちゃんと知っている


「まずは自分を大切にしてください。じゃないと他人も大切にできない。
自分の一番の味方になれるのは自分です」

湯神くんには友達がいない 16巻より

(以下若干のネタバレを含みます)

主人公は友達はいらないと言い続け、高校生活でそれを貫くわけですが(ちなみに「仲間」はちゃんといるし、人との関わりを避けるわけではない)、それにはちゃんと本人なりの理由があります。

本人にはその時々で「やりたいこと」があり、友達づきあいで時間を取られるよりもそのやりたいことを優先したい。だからこそ友達はいらないと言います。

友達そのものを否定しているわけではないのですが、自分にとってそれ以上に大切なことが何なのか、明確に知っているんですよね。


学生にとって友達づきあいというのはとても大切なことです。しかしそれを優先するあまり自分のことより友達との約束を優先したり、自分が嫌な思いをしても我慢してしまうこともあるかもしれません。

それに、こういったことは学生だけの話に限らないのではないでしょうか。
友達付き合いとはまた違うかもしれませんが、大人になっても職場で自分の思いや意見を周りに伝えられなかったり、結果的に自分を蔑ろにしてしまうこともあるかもしれません。


そんな時、どうしているでしょうか。
もちろんこの主人公のように「誰になんと言われようとも自分を貫く」みたいな極端な生き方はしなくて良いかと思いますが(笑)、時にはちゃんと自分の気持ちに気づいて、自分を慰めることも大切かと思います。

慰める方法は愚痴ったり、セルフコンパッションをしてみたり(笑)と色々あるかと思いますが、その一つとしてこの漫画を読んで彼の生き様に触れてみるのも良いかもしれません。

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