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恋愛下手こそマッチングアプリを使ってみてほしい話

私と彼はマッチングアプリで出会った。それも悪名高い(?)Tinder。

私も彼も、恋人と別れたタイミングで周りからアプリを勧められて始めたのだけど、お互い恋愛下手という共通点があった。

私はそもそも付きあうところまで関係が発展しないことが多かったし、彼は付き合ってもすぐフラれる、気付いたら浮気される、など散々だったらしい。

付き合って、彼の友達とも会わせてもらうようになったところで、私たちのもうひとつの共通点に気付いた。

それは、グループの中でいわゆる「いじられキャラ」で、「いい奴」な立ち位置であること。

私たちのような人の場合、グループ内で交際相手を見つけるのは非常に困難だ。なぜなら、無意識のうちにグループ内の自分の立ち位置に囚われ、自虐に走ったり、場を盛り上げることに徹してグループの背景になったりしがちで、自分を好きな人にPRすることができないのである。

そして大体「いい人止まり」か、自分を見下げている人と付き合ってしまって大切にされないなどの不幸が起こる。それにより自尊心もダダ下がり、悪循環…。

しかし、私を含めて特に学生時代に恋愛偏差値を上げてこられなかった周りの人たちが、結構アプリ恋愛に成功している。その理由を考えてみた。

1.自己プロデュースがしやすい

私の場合、自分でもモテない理由になっている自分の行動や思考パターンは何となく気付いていて、直したいと思っても、コミュニティに属してしまうとつい「おなじみの自分」になってしまう、ということがよくあった。また、自分を知っている人たちの前では、周りの人の目が気になって、(自分で勝手に作った自分のキャラを壊せず)自己改革をなかなか起こせない。

その点、アプリの相手は元々知らない人だし、嫌になれば二度と会わなくてもいいので、気楽に「自分のなりたい自分」を演じることができる。

例えば自信がありそうな立ち居振る舞いや、今までキャラに合わないと思って着なかった女らしい服装などに挑戦できるし、自分の幸せを第一にした選択ができる。そして、その方が自分にとって心地が良ければ、いつのまにか「なりたい自分」が板についてくるので、偽りの自分ではなくなるという具合。

実際、私たちはお互い自分に自信がない人だったのだけど、出会ったときにはそんなことを全然感じなかった。

2.ターゲットを絞りやすい

これはアプリや結婚相談所ならではだと思うのだけど、自分がパートナーに求めるものを明確にすることで、より理想のパートナーに出会いやすいということ。

とはいえ、あまり条件をつけすぎると見つからないので、どうしても譲れない条件は何か考えるのがいいと思う。

私の場合は、「インドアよりアウトドア派がいいな」くらいだったけれど、私の友達はかなり細かく理想像を分析したらしい。

3.「数打ちゃ当たる」を実行しやすい

これが最大のポイントだと思うのだけど、いまアプリをしている人はたくさんいて、価値観も多様なので、自己プロデュースではどうにもならないポイントを許容してくれる人は、多分いる。

「ダメでも次があるから大丈夫」という心の余裕を持てることが、恋愛下手を少し緩和してくれるのだ。

以上、思いついたままに書きなぐってしまったけれど、アプリを自分の恋愛改革に活用してみてはいかがですか、という話でした。

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