心に貴婦人を飼うことにした。
わたしには、職場に一人だけ嫌いな男がいます。
なぜなら、彼はわたしが担任をしている特別支援学級を軽視している(と思われる言動をする)から。
……いきなり身も蓋もない話で申し訳ない。
愚痴を書くつもりはないので許してください。
皆さんにもひとりやふたり、目も合わせたくないような、いけすかねぇ奴はいませんか?
今までそういう人間は、わたしの世界には存在しないことにしておけば良かったのですが、今年度はどうもそうはいかないようです。
逆に、密に連携を取らなくてはならなくなりました。それに、その人を心の中でいなかったことにしたところで、根本的な解決にはなっていないのです。
それゆえ、こうしてそいつのことを考え、こんな記事まで書いている始末です。貴重な休日だぞ、いい加減にしてくれ。
また同じような人が現れた時に、怒りやイライラを繰り返してしまうことになって、キリがありません。
人を変え、場所を変え、時を変えても同じことが起きるのなら、自分が変わるしかない。
どうせ同じ給料をもらうなら楽しく、面白く働きたい!
というわけで、「心に貴婦人を飼うことにした。」のです。
金持ち喧嘩せずって言うし。
高貴な人って、些細なことは気にせず、何事も鷹揚に受け止め、そして受け流していくイメージだし。
それでいて、自分や自分が目をかけている人物に対するぞんざいな扱いは絶対にさせないんじゃないかな、と思ったのです。
あくまでイメージの話です。先祖代々平民なので本当のところは知りません。
というわけで、明日から職場でこっそりエレガントに貴婦人ごっこをして楽しみたいと思います。
言葉遣いまで貴婦人ごっこをしていると、新年度早々休職を勧められそうなので、あくまでマインド面だけ……なのが残念でなりませんが、社会的死を回避するためには仕方ありませんね。
さて、貴婦人をインストールすることはできたのですが、37年間平民として生きてきたので、まだまだOSは平民仕様。
そう思って貴婦人スイッチを用意したのです。
それが、これ↓
昨日は一粒万倍日だったし、お財布にしようかなとも思ったのですが、仕事中常に目に入るもの、と思うとやはりペンケースでした。
お財布は教室や打ち合わせには持って行きませんが、ペンケースは絶対に持ち歩きますし。
100均でも買える道具を、わざわざハイブランドにしているのに、イライラや怒りは似合わないよ、ということを、自分の視覚に訴えてわからせたかった。
だから、どうしても始業式前に用意したかったのです。貴婦人スイッチを。
どんなことがあっても、
「わたしのペンケース、VUITTONだし?」
「わたしの手帳カバー、ミナペルホネンだし?」
「わたしの顔、Diorで塗装されてるし?」
「わたし、家に帰ればBL漫画を好きなだけ読ませてくれる旦那さんに溺愛されてるし?」
と思えば許せそうです。
いつも心に貴婦人を。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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