【テレビで見たくすぐられた男①】
これは僕が小学生に上がって間もないころ、おそらく小1から2くらいに見た事だ。
僕がくすぐりフェチになるキッカケの一つでもある。
まだこの頃は母親と一緒に寝ていたが、
深夜にパッと目が覚めてしまった。
すると笑い声が聞こえ、視線を向けると、テレビがついたままになっていた。
たまに父親がテレビを見ながら寝てしまうことがあり、どうやらまた父は寝落ちをしたようだった。
そして、テレビに視線を向けると、
若い10代後半から20代前半くらいのやせ形の色白の男が全裸(たしかあそこはモザイク)で磔にされてくすぐられていた。
僕はその光景に子供ながらに興奮したのを覚えている。
その男性は、手はバンザイで固定され、椅子に座らされ、腰回りも固定され、足も固定され、足の裏がこちらに向いているように拘束されていたのだ。
そして、4~5人くらいの同年代くらいの男性にがら空きになった脇の下や
脇腹、首筋や足の裏を執拗にくすぐられていた。
その男性は顔をくしゃくしゃにして、
「きゃーやだ、やめて!!も・・・もういいでしょう~!!むり・・・もうむり・・・」と叫んでいた。
しかしくすぐっている側はニヤニヤと笑みを浮かべ、手を止めることなく、容赦なくくすぐっていた。
「まだだめ。まだ短い。せめて2分は耐えろ。そういう約束だろ」
と確か言っていたのを覚えている。
そして、どうしても無理な時に押す限界スイッチがあり、1分ほど耐えた時に、その男は限界スイッチを押し、終了し、くすぐりが止まった。
くすぐられていた男ははぁはぁと息をしながら汗だくになった額をぬぐいながら、「結構頑張っただろう?」と言っていたが、
くすぐっている人達は不満そうに「もっと耐えろよ」と言っていたのを覚えている。
その後、その男たちは何かの宣伝を制限時間内で行っていた。
そこでようやく僕は趣旨を理解し、くすぐりに耐えると、耐えた秒数分だけ何かのPR時間を貰えるというコーナーだったようだ。
そして、皮肉な事にくすぐる人達もその仲間達なのだ。
このコーナーは一般、芸能人問わず参加できる番組のようだった。
僕はさっきのくすぐられている男の苦痛の表情が忘れられずドキドキと心臓が高鳴りっぱなしだった。
そして、司会者の人が次の挑戦者を呼び次の紹介者が現れた。
一人は既に先ほどの男性のように裸で固定されて、その固定されている男性の拘束機械を他の人たちで押して登場してきた。
僕はその拘束されている男性を見てドキっとした。
次の男性はすごくイケメンで色黒だったからだ。
今になってようやく分かったが、次のグループは売り出し中の芸能人メンバーで、くすぐられる側で拘束されていたのは時任三郎だったのだ。
当時の僕は誰だか分からず、ただ、この後この男がさっきのようにくすぐられると思うとすごくドキドキしていた。
そして、色々と説明が終わり、スタートの合図がなった・・・と同時に
周りにいた人たちがいっきに、色黒の男の全身をくすぐり始める。
男は、さっきまでクールで粋がっていたが、すぐに顔がくしゃくしゃになり
「うわぁぁっぁぁぁ!!ダメ・・・ぎゃっはっははは~ダメ!!やめろぉぉぉ~」
と叫んでいた。
どんなに暴れても、どんなに叫んでも、どんなに懇願しても誰も手を緩めず、くすぐり続けていた。
そして司会者が「事前の情報によると彼は首が一番弱いらしいから首もたくさんくすぐろうか」と言った。
「ダメダメダメ!!そこだけはNGだからそう書いたんだよ!!」
と彼は叫んでいたが、
くすぐっている二人が首の前と後ろをこちょこちょと爪で軽く引っ搔くようにくすぐった。
彼は本当に首が弱いようで、
歯をギュっと握りしめ、目はギュっと閉じ、顔を傾けて、首のくすぐりからどうにか逃げようと首を閉じるが、
首を前に傾けると、首の後ろや耳をくすぐっている人が思う存分くすぐれ、
後ろに傾けると、前の首筋を思う存分くすぐられるので、
ぎゃーと泣き叫びならが、首を前後前後に振っていた。
ここまでおよそ30秒くらいだっただろう。
「も・・・もうダメ!!!もう死ぬ!!もう無理!!!も・・・もう押すぞ!!」
と彼は言ったが、
くすぐっている側の人たちは「ダメダメダメ!!!2分は耐えられるって言っただろ!!まだ我慢しろ!!!」
と容赦なく罵声を浴びせていた。
彼は「でも、マジ無理!!!もう無理!!!」
と叫び笑い声を上げていた。
ここで僕はようやく分かったが、スタジオにはお客さんがいるようだった。
どうやらこのくすぐりは大勢のお客さんたちの前でショーのようにくすぐられていたようだった。
裸でみんなの前で拘束される羞恥心。
くすぐられて無様な姿を見られる恥ずかしさ。
きっと今、彼は今人生で一番情けない姿を日本中の人に見られているんだな、と思うと僕は更に興奮して、
僕は心の中でもっとやれ!!と叫んでいた。
しかし、くすぐられている彼はもう限界のようで、スイッチを押してしまった。
僕はもう終わりなのか・・・と一瞬落胆をしかけたが、
スイッチを押しても止まらない。
さっきの色白の男がくすぐられている時はBGMや赤い照明が消え、終わったのがすぐに分かったが、
今回は彼が何度スイッチを押しても赤い照明もBGMも消えない。
スクリーン大きく秒数がカウントされていたが、それも止まらない。
だからくすぐってる側もえ?と司会者に向けながらも、まだ秒数もカウントされているので、くすぐりの手を止めなかった。
男は何度も力強くスイッチを押し、
「なんで?なんで?なんで止まらないの?もう終わりでしょ?ねぇねぇ」と叫んでいた。
司会者はニヤニヤと笑いながら言った。
「どうやら機械の故障のようですね。どうします?くすぐっている側のみなさん。もうやめますか?まだ止まってないので、このままくすぐれば最大2分間くすぐって宣伝できますけど?」
と言った。
そこで会場から笑い声と拍手が漏れた。
「なんで?ルールと違うじゃん!!本当にダメ!!も・・・もうまじで無理!!おかしくなっちゃう!!体が!!」
とくすぐられながら叫んでいた。
くすぐっている男たちもニヤニヤと笑いお互いに顔を見渡して、一人の人が声を上げた。
「じゃあ、続行で!!」
そこで会場中から笑い声があふれた。
司会者「はい。それではそのままくすぐってくださいね。彼は首が弱いらしいですから、首を重点的に行きましょう~」
と言った。
男は「ぎゃ~!!!!本当無理!!!お願い~ぎゃっはっは~も・・・もう・・・無理!!!お願い!!!やめてくれぇ~!!!」
と終始叫んでいた。
司会者もニヤニヤと近づきくすぐられている男にマイクを向けた。
「なに?どうしたの?」
「も・・・もうやめて!!!本当無理!!!」
「そう。無理なの。無理な時はスイッチを押せば止まるよ」
「押しても止まらない!!!止まらない!!」
と何度もスイッチを押していた。
その光景で会場中から笑いが起こっていた。
そして、2分間存分にくすぐられ終わった。
彼は終わった後、拘束を解かれたが、動けないようで肩から息を整えていた。
はぁはぁと息を切らし、司会者にどうだった?と聞かれていた。
「いやぁ、こんなくすぐられる事ってないからね。良い経験になった。あと仲間とテレビは信用したらいけないな、って学びました。」
と締めて会場中から笑い声が起こっていた。
こんな光景を今でも覚えていて、うろ覚えながらも、今でもたまにオカズにしている。
おそらく俳優の時任三郎で間違いないと思うが、ひょっとしたら記憶違いで違うかもしれない。
これを同じく見た事ある人、
もしくはこの番組を知っている人いたら情報提供お願いします。
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