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ツクツクボウシ

突然ではあるが、私はツクツクボウシが好きである。
大好きではない理由に、夏が嫌いだからである。
夏が嫌いというよりは、この猛暑の暑さが大嫌いなのである。
冬の寒さは何とでもしのげるところであるが、夏の暑さは、エアコンに入るしかない。
話が逸れたが、蝉はなく順が決まっているようである。
鳴く順というよりは、生息に関係していると思われるが、ここでは、鳴く順としておく。
さらに細かいことを言えばどんどん細かくなるのであるが、よく聞くものとして、ヒグラシ(カナカナカナ・・)、クマゼミ(シャシャシャー)、アブラゼミ(ジジジジジ・・・)、ミンミンゼミ(ミーンミンミン)、ツクツクボウシ(オーシツクツク・・)。
夏が近づくと聞こえてくる鳴き声で覚えのあるものも多いのではないだろうか。
私は、ツクツクボウシが鳴き始めると、「やっと暑い夏も終わるな・・」と実感して、何となく涼しさを覚える。ほとんどパブロフの犬である。
余談になるが、ツクツクボウシといえば、関西の漫才師の重鎮、西川のりお氏のギャグとしても有名である。
西川のりお氏といえば、テレビアニメ「じゃりン子チエ」で、チエの父親役の「竹本テツ」を演じている。
このテツ役は本当に当たり役である。
アニメだけでなく、漫画も拝見しているが、漫画のイメージそのままアニメの動画として出てきたような感じさえ受ける。
また、声がいい。
テツのイメージそのままの声で、これ以上はまる人がいるのかと思うほどである。
私自身が関西に住んでいるのもあり、関西弁のやり取りに抵抗がないこともあるが、こんなに楽しめたアニメもない。何度見直したことかわからないほどである。
話が逸れた。
夏も終わりに近づき、ツクツクボウシがよく聞こえてくるようになった。
ツクツクボウシが聞こえてくると、夏の終わりを感じさせ、ホッとする。
しかし、蝉にとっては、どうでもいいことである。
苦労して土から出てきてみれば、うるさいだの暑苦しいだの言われてかわいそうである。
私としては、また来年、ヒグラシからツクツクボウシまで、蝉が元気いっぱいに鳴くことを夏は嫌いであるが、楽しみに待っている。
なぜかというと、暑くはあるものの、季節を感じられることもあり、今年も元気に夏を迎えることができたな、と喜ぶことでもあるからだ。
さて、色々書いたが、コーヒータイムとしよう。
残暑厳しくなるところでもある。
こんな時期は、少し酸味が強めのコーヒーであっさりと頂きたい。
「タンザニア」はいかがであろうか。
別名を「キリマンジャロ」こちらの名前の通りの方がいいかもしれない。
高い山で採れるコーヒーは、しっかりと豆が締まり、固く、味が良い。
フルーティーな香りも楽しめる一品である。

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