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14.私、女性と愛し合う運命だったの?

成人するまで、同性愛を知っているようで知りませんでした。

私の周りにそういったセクシャリティの友だちや知り合いがおらず、関わる機会もなく、テレビや雑誌、本などで見たこと聞いたことあるかな? というくらいのものでした。

学生時代、同級生に告白された経験により興味は沸いたものの、その後は自分自身のこととして実感できる機会もなく次第に薄れていったものです。

私は、もともとストレートです。

男性と恋愛し、男性と初体験も終えています。自分のなかにしっかり恋愛観もあり、好きになったり好きになられたり。つき合った経験もいくつかあり、若いときはそれなりに悩んだり楽しんだりと日々を過ごしていました。しかし、セクシャリティのことで深く悩んだ経験はまだまだ皆無でした。

なら、どうしてバイセクシャルに?

やっぱり……初めてのあの経験です。
タカコさんとの出逢いが、転機でした。

20代前半だった私にとって、想像したこともない出来事が起きたんです。刺激的な経験をきっかけに、私は性別を超えて人を愛するようになりました。それほど、衝撃を与えられたんです。

あのときの経験は、私の脳裏に強く焼きつき、離れてはくれません。はじまりはほんの出来心だったのに、その後の私に与えた影響の大きさといったら。

ねっとりと張り付くように、あのときの映像が浮かぶんです。
理性を保てませんでした。
何かがパカっと、開いたんです。

それからの私は、夢中で疾走していました。

女性に対して興味深々で、触れたい気持ちが疼いて止まりませんでした。街を歩いても好みの女性に目がいったりと、女性への視線が少しずつ変わっていったんです。男性目線で物事を考えるようになりました。

周りも何かを察知したようで、私への態度が少しずつ変わっていったんです。女性といると、それまでしたことのなかったエスコートをついしてしまったり、仕草や服装、生活も変わりました。

おそらくこのあたりから、女性への恋愛意識が芽生えていったのだと思います。

数々の経験を経て、いろんな感情が駆けめぐりました。女性と肌を合わせるたびに、その想いは強く強くなっていきました。とにかく、女性を好きになってしまったんです。

なぜ、そこまで女性との恋愛にハマったのだろうか?

いろんなことを考えたりもしましたが、確実な理由はいまだに見つからず、不思議な気持ちでいっぱいです。実は自分のなかにずっと秘めていたものが、ある瞬間に爆発的な変化をもたらしたのでないかと。

前世からのもの? それとも天性なのか?
もともと女性と愛し合う運命だっただろうか?
これは果たして宿命なのだろうか?

考えれば考えるほど不思議ですが、答えがないからこそおもしろいとも感じます。

初めての経験は、私に新しい世界観とひらめきを、そしてほとばしるエネルギーを与えてくれました。素晴らしい出逢いだったと実感しています。

なぜ、タカコさんに誘われたあのとき、ためらわなかったのでしょう。そうできないほど魅力的な人に出逢ってしまったのだろうと思います。何も知らないひよっこが、未知の世界に触れたい、扉を開きたいと強く願ったのだろうと思います。

初めてのことなのに、我ながらよくがんばったなと思います(笑)。なぜか手と指がするすると動き、相手のあらゆるポジションへ流れ着く……。

女性の身体は迷路みたいで、探検家になった気分。面白くて楽しくて、そして気持ちいい。ハマってしまうわけです。

このとき、私の気持ちよさは相手を喜ばせたときに生まれるのだろうと悟りました。目の前にいる女性が悶え、気持ちよさをあらわにしてくれる。……これだ! と。

そのたびに興奮して、私のなかの男性的な部分が呼び覚まされていきました。楽しくて楽しくてしょうがありませんでした。男の人はこういう気分を味わっていたんだと。

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