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97.謙虚とは、お客様に寄り添うこと

前回は自己顕示欲についてお話しましたが、あのときのお客様が伝えてくれた「ゆうさんは、なんでそんなに謙虚なんですか?」という言葉があらためて、身にしみます。

謙虚になるには、果たして自覚なようなものが必要なのでしょうか?

みなさんはどう思いますか?

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私は、いつも謙虚になろう、謙虚になろう……と自分にいい聞かせているわけではありません。毎日、そのことばかり考えて生活はしていません。

こういうものって「そうあろう」と無理に努力するものではなく、自然と身につくものなのでは? と思ったりもします。本人の根本的な性格なのではないかという気もしています。といっても生まれつきというわけではなく。

親が教えてくれたのだろうか?
それとも友だちや恋人?
会社や仕事で?
スーパーやコンビニで?

どんなところで身につくものなんでしょうか。

レズっ娘クラブ、レズ鑑賞クラブティアラで働きつづけているキャストたちはみんな、とても謙虚だと感じています。そうでないと、お客様につづけて逢いに来てもらえないのではと思います。

「謙虚」の二文字には、たくさんの意味が備わっています。
いろんな目線の、謙虚があると思います。
私たちのお仕事でも、いろんなシーンでそれが表れます。

お逢いしているとき、お客様の話をちゃんと聞き、応えることができるかどうか?
そして、むずかしいことやわからないことはわからないままにせずに、ちゃんと努力しようという意志をもって接客しているだろうか?

ひとりひとりのお客様ごとにこう考えられることが、謙虚な姿勢なんだと思います。

お客様はなぜいまこんなことをいったんだろう? とか、なぜいまふたりでいてこんなにも幸せになれたんだろう? とか。

少し気にするだけで違うはずです。

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ただただ寄り添ってあげることーーそれが心の距離を縮める一歩なんだと、そういう気持ちでお逢いしているキャストが多いと思います。

何であれ、あきらめたり、見捨てたり、辞めたりすることって、めちゃくちゃ簡単です。ただ、終わらせればいいのですから。そこにどんな想いや苦しみがあったとしても、終わるときは終わるのです。

それでもわずかな希望にかけて挑戦する、あきらめない。そういうことが大切だし、それが謙虚な姿勢になって表れるんじゃないかと私は思います。

また、何度もいっていますが、これはレズ風俗にかかわらずいえることだと思います。記事を読んでくれている、すべての人に伝えたいことでもあります。

あなたの大事だとおもう人を、大切にしてあげてください。
やさしさは、表面的なものじゃない。

どれだけ相手に本気でぶつかれるか?
気持ちを、伝えられるか?
そして、何が幸せなのか?

それを考えるうちに、変わってくるんだと思います。
日々のなかに、自分と大切な人とを見直す時間を作ってほしいなって思います。
その大事な人というのが私たちキャストたちでもいいんですよ?
私たちは、出逢うべきだったーーそう思っていますから。

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そしたら、人生が一段と面白く楽しくなります。
時に悲しくなることもあるでしょうけれど、それもまたいいものです。

それだけ本気で、お客様もキャストもつながっているということです。

私たちにとってもあなたはとても大事な人なんだと伝えたい。

こう思うのが謙虚な気持ちからのものだとしたら、私にそれを気づかせてくれたお客様からの言葉が、あらためてとてもうれしいです。

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