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15.その日かぎりの関係をくり返した20代

私は、20代前半でタカコさんと出逢ったことで新しい人生感やきらめきを得ました。それからの恋愛生活は山あり谷ありの連続で滅茶苦茶(笑)でした。若さとは、無敵。最強なんです。

これはどこまで話せるのでしょうか(笑)? 私はいま、内心そわそわしながらパソコンに向かっていますよ。

興味本位で飛びつくと、ケガをしてしまう世界でした。その日かぎりの甘い時間は、とてもむなしく、幸福感も長くはつづきません。その後は、つき合うのか、つき合わないのか? の押し問答。

セックスとは、なんの確かめ合いなのか?
なぜ、つき合い方の形にこだわりたがるのか?
謎と謎。
ぶつかり合いは避けられません。

そうとは知りながら、私は危険な快楽を求めつづけました。女性同士の快楽は、私にとって媚薬でした。仕事にもとてもいい刺激を与え、それがまた女性を求める活力にもなる。そんなサイクルができ上がっていきました。

いったい自分はどこへ落ち着けばいいのか? 何もかもわからないまま、ただただ楽しく、危険で、刺激的。それだけで充分でした。

そうやって人が人と傷ついたり傷つけあいながら、ひとつひとつつかみ取っていく。
たしかに体でも実感していったんです。

それまでの10代の恋愛は、振り返ればどこかぎこちなく、少し変わったことが多かった気がします。

セックスでの満足もさほど得られず。何がいけないのか? と自問自答する日々でした。もちろん努力もしていたのですが。

変わった性癖の人や依存型の人……ストーカー行為を経験したこともあります。誰もがそれぞれの恋愛観を持って生きています。

素晴らしい人と出逢い、「この人だ!」と確信をしたこともあります。一生添い遂げるのではないか? と思うほどに愛した人にも出逢いました。

それでも人と人はわかり合うのがむずかしく、いずれ来る終わりのときから逃れることはできませんでした。

運命の人と本当に出逢えるのだろうか……? 永遠とか運命とかを信じたかったけれど、どこにそんな希望があるのだろうとわからなくなるときもありました。

家族の問題についてはここでは詳しく話せませんが、結婚に夢を抱けるような状況ではありませんでした。結婚も子どもを持つことも、私にはとても遠い話でした。

そういう現実から逃げ出したくて、“その日かぎり”という、なんとも都合のいい香りをまとって歩いていたんだと思います。

タカコさんとの出逢い以降、以前の恋愛とは違う同性愛を経験することにより、「守る、守られる」どちらも対等な立場で物事を考えることを覚えました。それは、自立心や自信をつけるきっかけともなりました。

私の世界観を大きく広げてくれた素晴らしい経験です。

出逢いについて少し話したいと思います。

私は、出会い系や掲示板、そういった類のアプリなど一切使用したことがなく、出逢いの場など何もありませんでした。探すというより、出逢ったら、という感覚でした。

もともと誰かと必ず一緒になりたい、添い遂げたいという感覚はなく、恋愛主義者でもありません。こちらから貪欲に探していたわけでもないので、お互い惹かれ合ったら一緒になろうというふんわりしたものでした。

そうやって出逢いを重ねるなかで、ストレートの女性と関係を持つこともありました。女性はみんな、同性になんらかの興味を持っているのでしょうか? そう思わせるほど、自然と身体を合わせたものです。

共通の趣味を持つ人や、似たような価値観、人生観で生きる人が集まる場所での出逢いがありました。自分をしっかり持って生きている人たちはとても美しく、生き生きとしていて、セクシャリティについてもオープンな人が多い気がします。

そんな自由な環境だからこそ自分をさらけ出せる。惹かれあうのでしょうね。尊敬の念を持ちながら相手と惹かれあうんです。

これが、私の20代前半の出来事です。そして私はいよいよ運命のときを迎えるんです……が、それはまた別の機会にお話します。

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永田カビ先生著「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」にも登場!女性向けコースの他、男性利用可能な鑑賞コースやカップルコースもあります。代表「御坊」著書『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』https://www.amazon.co.jp/dp/4866211253