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TOTOは、ただのトイレの会社だと思っていたら、歴史も視野の広さも凄い会社だった。

TOTOは、ただのトイレの会社だと思っていたら、歴史も視野の広さも凄い会社だった。

TOTOミュージアムに行ってきた。
建物外観自体が流線形で凄くお洒落で、外から見える内装もキラキラしていて、カフェか何かがあるのかと思って入った。
でもカフェは無かった。

カフェは無かったけれど、TOTOの創立時の話や変遷をたどることができる展示が沢山あって、正直1時間じゃ足りないと思うくらいには楽しめたので紹介していく。

福沢諭吉の言葉

TOTOは、1917年に日本の貿易業界の草分け的存在である、森村組のグループ企業の一つとして生まれたらしい。
森村組は森村市左衛門と森村豊兄弟によって設立されていて、その設立のきっかけが凄い。

海外との貿易のなかで日本で産出された金(MoneyではなくGold)が国外に流出していくのを見た創業者。
そんななかで当時関係のあった福沢諭吉が、流出していく金を回収するには、貿易をして外貨を獲得すればよいという主旨の事を語ったことをきっかけに決意し、事業を起こしたらしい。
(ミュージアムの展示にはそんなことが書かれていたけど、詳細の言葉は正直あやふやです。すみません)

最近、学生の小論文課題で「濡れバケツ」理論の話を読んだこともあり、印象深かった。

濡れバケツ理論が何かと言うと、バケツを地域、水を地域経済を巡るお金と例えて地域経済の自立を説いたお話。

中央から地方へお金を投下してもそのバケツ(=地域)には、東京資本や他の地域資本の企業が絡んでいるため、貴重な水(=お金)がバケツ(=地域)にたまらず外部に流出してしまうという話。

だからこそまずは、その地域の経済的自立が大事だ、と書かれていたのを思い出した。

自分の住んでいる地域なら理解できるけれど、日本全体をバケツとして捉えて「なんとかせねば」と考えて動く、その日本をしょって立つ起業家精神が本当に凄いと思った。

世界を見据えた社名

そうして創立された森村組のグループ企業のひとつとしてTOTOが生まれ、最初の名前は東洋陶器(株)と名付けられた。
当初は小倉陶器とか他の名前も検討されたらしいのだけれど、小倉よりももっと世界を見据えたいとの意向もあり、東洋陶器に決まったとのこと。
どれだけ将来を見据えていて視野が広いんだ。

北九州の立地の良さ

会社が最初に設立されたのは北九州市の小倉。
そこが選ばれたのは、原材料がとれる対馬、朝鮮半島などが近かったからというのと、筑豊の炭鉱、また貿易地である下関が近かったからという立地が関係しているらしい。

私はよそ者なので、ただネットで得た知識だったり人から得た話で学生に、
「北九州や下関って、貿易地や工業地として歴史があり、凄い」
と話していたけれど、正直なところ肌感覚として具体的なところはあまりわかっていなかった…。

改めてその土地で育った企業の足跡を見ると、北九州がいかに良い土壌だったのかが、とても良くわかった。
ほんと凄い。

歴史だけじゃなくて、今のTOTOも凄い。

TOTOは使用者の目線を考えたデザイン設計をしており、
・女性
・身体の不自由な人
・外国人
に配慮したものづくりをしているのが、展示説明を見ることでわかった。
時代の変化を先取りしている様子も見られた。

あと、ひとつひとつの展示の仕方のデザインがとても良い。
昔のCMだったり、説明文ひとつひとつが勉強になった。
もう結構忘れたけど。

結果、1時間以上見て回ってしまった。
カフェスペース、あるといいのに。

あと、
ミュージアム内には入り口や所々に案内ガイドのお姉さんが立っていて、
とても親切丁寧な接客をしてくれた。
私が閉館時間ギリギリまで館内をうろついていたのにも関わらず、にこにこ挨拶して接客してくれて、「接客クオリティ高っ」と良い驚きがあった。

また行きたいなぁ。
雨の日に楽しい休日が過ごせた。
はっぴー。

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