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中学生に授業をしてみた件

先日、会社の方に紹介されてみんなのコードさんが運営しているプログラムに参加し、ボランティアで中学生に授業をするという機会を頂いた。 いま2児の父として子供の教育…

ti129399
9か月前
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思い込み

ITシステムのトラブル対応において、正しい原因の把握は極めて重要だ。見えている状況からそれらしいと思われる原因を推測しても、本当の原因ではないということが非常に多…

ti129399
4年前
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ITシステムのトラブルシューティングは医者の診断と似ている

これはテクニカルサポートの仕事に従事して以来20年ほど思っていることだ。 もちろん違うところはたくさんある。一番の違いは扱っている事象の重さだ。医者が診断を誤った…

ti129399
4年前
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中学生に授業をしてみた件

先日、会社の方に紹介されてみんなのコードさんが運営しているプログラムに参加し、ボランティアで中学生に授業をするという機会を頂いた。

いま2児の父として子供の教育に向き合っているというのももちろんあるのだけれど、昔から教育には興味があり、学生の頃に教員免許も取得したし、何なら大学院のときにはアルバイトでとある高校の非常勤講師をしていたこともある。実際に学校で授業をするのなんてその時以来(早二十数年

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思い込み

ITシステムのトラブル対応において、正しい原因の把握は極めて重要だ。見えている状況からそれらしいと思われる原因を推測しても、本当の原因ではないということが非常に多い。そして仮に原因が性能が特定されたとしても、必ずしも自明な解決策が最適だとは限らない。

たとえば、非常に単純な例ではあるけれど、分散データベース (KVSのようなもの) で書き込みの性能劣化が発生しているとする。

すぐに思いつくのは

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ITシステムのトラブルシューティングは医者の診断と似ている

これはテクニカルサポートの仕事に従事して以来20年ほど思っていることだ。

もちろん違うところはたくさんある。一番の違いは扱っている事象の重さだ。医者が診断を誤ったり手術でミスをすれば人命が失われるのに対し、ITシステムの障害は、たとえ障害対応の手順を間違ったとしても完全に動かなくなってリカバリーが効かなくなるということはまれで、多少のダメージは伴うかもしれないけれど多くの場合何らかの復旧策を取る

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